146Bです
この記事は、新歓ブログリレーの1日目のものとして書かれました
サークルができてすぐのころ、以下のような質問が出てきました
「友人がエロゲを始めるらしいのですが、何からお勧めすれば良いですか……?」
これをきっかけに様々なタイトルの名前が出てきたので、まとめます。もし悩んでいる方がいれば、参考の1つにしてください
最後の方に、私が普段どうやってエロゲを買っているかを書きます。必要があれば参照してください
各タイトルについているリンクはFANZAへ飛びます。また、あらすじもFANZAより引用しています
シナリオゲー
キャラ萌えやエロの比重が低く、ストーリーで魅せようとする作品群をここに分類します。泣きゲーもここに分類することにします
穢翼のユースティア
あらすじ
悲劇は往々にして不条理なものだが、これほど不条理という形容がしっくりくる悲劇もなかった。
その日、この都市の一角が多くの人命と共に大地へと崩落した。性別、年齢、人間性、地位、経済力……
犠牲者に一切の区別はなく、ただそこにいたという一事だけが、彼らの命を奪った。
なぜ死なねばならなかったのか。
無数の死に何の意味があったのか。
答えはなく、残された人々に与えられたのは、輪郭のない茫洋たる喪失感だけだった。
後に大崩落(グラン・フォルテ)と呼ばれる悲劇だ。
あれからずっと、この都市「ノーヴァス・アイテル」には不条理の雨が降り烟っている。
上層から下層へと、都市を濡らした水は低きへ流れ、やがて牢獄に聚まり澱む。
嵩を増す汚水を取り除く術もないまま、囚人たちはただ喘ぐ。
いつの日か、この都市「ノーヴァス・アイテル」に陽が差す時が来るのだろうか。
オーガストの作品は初心者向きだとしばしば言われます。同ブランドの作品はときどきアニメ化されていることからもわかる通り、一定の評価のあるところです*1
『穢翼のユースティア』はアニメ化されていないながらも、オーガスト作品の中でも人気タイトルです
重厚な世界観と、良質なシナリオ、べっかんこう氏による美麗なCGといったゲーム本編の完成度の高さだけでなく、充実したコンフィグといったかゆいところに手が届く部分も素晴らしい
体験版範囲内でもこの作品の面白さが十二分にわかるので、買うか悩んだら試してみてください
中古で3,000円程度で買えるため、製品版にも手を出しやすいのも初心者にオススメできる理由の1つです
金色ラブリッチェ
あらすじ
私立ノーブル学園。
そこは未来の紳士淑女を作る場所。
教養だけでなく、品格を学ぶための全寮制の学園である。
とくに今年は、さる北欧の小国より王族を招いたとかで、学園は例年にない緊迫感を帯びていた。
主人公、市松央路が思いがけないことからお姫様に気に入られ、学園に叩きこまれたのはそんなとき。
寮の空き部屋の関係で、女子寮の端に押し込まれたのはそんなときだった……。
このゲームが私が初めて遊んだエロゲなので、つい名前を挙げてしまいました
プロローグと個別ルートとグランドルートがタイトル画面から選べる仕様。選択肢による分岐ではないため、シナリオを読むことに特化しています
グランドは泣き、それ以外は萌えとして楽しめる1作
このゲームを開発したSAGA PLANETSは、『はつゆきさくら』を代表とする四季シリーズを手掛けたブランド。完成度は高い
思い出深い作品のため、名前を挙げておきます
時計仕掛けのレイライン
「-黄昏時の境界線-」、「-残影の夜が明ける時-」、「-朝霧に散る花-」の三部作*2
ミステリーらしい。ミステリー好きなら是非にとのこと
ときどき1作500円で売ってるのを見るので、そういう時には簡単に手を出せる
未履修の作品につき具体的な説明ができません。後日、名前を挙げてくれた人が、布教記事を書くらしいです。そちらを参照ください
蒼の彼方のフォーリズム
あらすじ
空を飛ぶことが、自転車に乗るぐらい簡単にできる世界。
そこで流行しているスポーツ『フライングサーカス』。
かつて、そのスポーツで将来を期待されていた主人公は、圧倒的な敗北による挫折と、ある理由からそこを離れていた。だが、転校生である倉科明日香と出会い、空の飛び方を教えるうちに昔の熱が戻ってくる。
立場が変わっての『フライングサーカス』への出場。
明日香の手を握った主人公は、今度はどこまで高く飛べるのか。『空を飛ぶ』ことを巡って出会ったふたりと、その仲間たちが贈る青春恋愛物語。
アニメ化もした名作
が、私はこの作品を遊んでいないため、具体的にどう良いかが説明できないんですよね。なので名前だけ
この作品の名前が挙がった文脈は、「萌えとシナリオが一緒に楽しめる」。名の知れた作品のため、安心して手を出せるのが特徴ですね
余談
会員の1人が、「ErogameScape-エロゲー批評空間-で見て、中央値が80点を切ってなければ、とりあえずは面白い」と言ってました
ここの数字だけで判断するのもよくないとは思うんですが、とはいえ有志が点数たくさんつけてまとめている場所なので、一定の信頼があります
便利サイトなのは間違いありません*3
萌えゲー
自分の中のステレオタイプなエロゲってこれに類しますね
キャラクターと恋愛して、イチャイチャして、甘々なストーリーを楽しめるものを、ここに入れます
月に寄りそう乙女の作法
あらすじ
主人公『大蔵遊星(おおくらゆうせい)』は、日本の財界を代表する‘華麗なる一族’大蔵家の末端に、望まれぬ子として生を受けた。
優秀な親族や家庭教師のもとで厳しく育てられた遊星は、多芸に秀でた万能家であったが、いうなれば籠の中の鳥であり、およそ人並みの夢や希望などとは無縁の生涯だった。そんな遊星が、初めて一族の監視下を離れ、ひとりで外の世界へ出る機会を得た。
名もなき庶民の娘『小倉朝日(こくらあさひ)』となって素性を伏せ、上流階級の子女が集う服飾専修機関『フィリア女学院』へ潜入することになったのだ。その一環として遊星(=朝日)は、学院一のスーパー同級生『桜小路ルナ(さくらこうじるな)』に仕えるメイドとして、彼女の住まう『桜屋敷』で働くことに。
そしてそこには、ルナと縁のある学院生らが同居するという。
一人はスイスから来た誇り高き留学生『ユルシュール』。
一人は旧華族の流れを汲む家柄の大和撫子『花之宮瑞穂(はなのみやみずほ)』。そしてもう一人が、少年時代の主人公に恋していた庶民派の社長令嬢『柳ヶ瀬湊(やながせみなと)』。
いずれも個性的なお嬢様方に加えて、それぞれに付き従う超個性的な従者たちが遊星(=朝日)の生活を引っかきまわす。
果たして遊星は、素性(おもに性別)を偽ったまま、屋敷と学園の二重生活を無事に過ごすことが出来るのか?
萌えゲーアワード2013大賞を受賞した作品
シリーズ化もされています
女装学園物として知られてますね
ヒロインの1人、「桜小路 ルナ」の人気が特に高いらしく、「ルナ様」と呼ばれるのを見ることも多い
いつか遊びたいタイトルです
ゆずソフト各作品
高校生に人気なシリーズ(なにそれ)
有名ブランド
萌えゲーの中では常に前線を走り続けている印象
最新作の『喫茶ステラと死神の蝶』だけでなく、『RIDDLE JOKER』、『千恋*万花』、『サノバウィッチ』、『天色*アイルノーツ』、『DRACU-RIOT!』、『のーぶる☆わーくす』、『天神乱漫』(新しい順)など、代表作が絶えないところでもあります
ゆずソフトの何が良いか聞いたところ
「絵、声がかわいい シナリオがある程度ある(シナリオゲーやってる人には物足りないかもしれないけど) 各キャラがしっかり立ってるし共通でちゃんと掛け合いが楽しめる あたり…? OPも曲もいいし、ルート分岐システムもわかりやすいし なんだかんだであるといいなって思う便利機能は大体入ってる
どの作品もしっかり万人に受ける優等生的作品だからハズレがない」
と、教えてくれました
安定感のあるブランドですね
D.C.シリーズ
初音島を舞台とする言わずと知れたシリーズ。アニメ化もされており、評価も高い
なお、実際に遊んでみようとしたら、タイトルがありすぎて困惑する人も多い模様。とりあえずwikiで調べてみよう!迷ったらアニメを見よう(それだとエロゲ入門になりませんが)!
なにぶん、私も遊んだことないですし、このシリーズを遊んだ人の声もあまり知らないため、説明が難しい。下手に語るわけにもいかないのでこのあたりで止めておきます
エロゲの買い方
あまり需要のない部分かもしれないので軽く
作品の探し方は人それぞれでしょう
私の場合は身内との会話や、レビュー集や本を眺めたり、批評空間のユーザーデータを漁ったりして探してます
買いたい作品がなんとなく定まったら、京都は近くにエロゲショップがないため*4、オンラインショップで探します
駿河屋で調べる→たくさん出てきて困ったらブランド名で絞り込む→あったら買うのを選択肢にいれる→買いたい気持ちが爆発したらカートに突っ込む
という手順でいきます
なお、駿河屋になかったら、メロンブックス→らしんばんの順で見ます。ソフマップはあまり使いません。新品買うときくらい?
東京の秋葉原や大阪の日本橋まで行った時は話が違います。オンラインショップと違って、突発的な出会いが魅力です
おわりに
ここに出てきたタイトルを並べます
金色ラブリッチェ
月に寄りそう乙女の作法
ゆずソフト各作品
D.C.シリーズ
個人的には『9-nine-』とかも良いのかなぁとか。ここにある作品だけが初心者にオススメというわけではないので、あくまで参考の1つに
初心者を沼に沈めようとするオタクは活き活きしている……
この記事が、エロゲを始めたい人の背中を後押しするものになることを願います