京美同活動ノート

京大美少女ゲーム同好会のブログです。週1より早いペースでの更新が目標です

【6日目】キスシリーズをご存じですか?

この記事は、新歓ブログリレー6日目のものとして書かれました。他の新歓ブログはこちらからご覧ください。

 

 

 

はじめに

皆さま初めまして、京大美少女ゲーム同好会ROM専平会員のすとらと申します。まずは新1回生の皆さん、合格おめでとうございます!

 

さて、基本ROM専でたまに良作の情報を仕入れるためにサーバーに入ったら、会長から直々にDMで「ブログを書いてくれませんか?」と来たので引き受けた次第です。正直何を書けばいいのか何もわかっていません。ほかの人の記事をまねしながらそれっぽく執筆していこうと思います。

 

美少女ゲーム遍歴

遍歴、と言いましてもR18の美少女ゲームに手を出したのは高校を卒業してからなので、まだ高々3年程度です。高校時代はCS版と言われるR18要素を抜いた移植版をそこそこプレイしていました。高校を卒業してからは、ちまちまと当時プレイしていた作品の原作を購入したり移植版がなかったけれど興味があったものを購入したりといった感じです。


R18要素よりはシナリオ等を楽しむために買っているので、CS版でも十分楽しめたという経緯もあります。CS版を含めてプレイした作品の一部は以下の通りです。

 

  • ハーヴェスト・オーバーレイ
  • シロガネスピリッツ
  • この大空に翼を広げて
  • 蒼の彼方のフォーリズム
  • はつゆきさくら
  • キスアト(キスシリーズ)

 

作品数的に見ればそこまでやっているわけではありません。界隈にいる期間が長いので、プレイした作品以外にもストーリーの内容やあらすじ程度は知っている作品が多いですが……

 

ということで、ここからはキスアトの話に移りたいと思います。

 

これ以降、この記事に利用されるURLは遷移先が18歳以下閲覧禁止がほとんどです。年齢制限を適切に守るとともに、閲覧時には十分にご注意ください。

 

キスシリーズとは

2012年に発売されたホチキスから始まり、現在に至るまで10年以上続いている戯画による美少女ゲームシリーズです。

 

シリーズものと言ってもこれまでの作品との関係性があるわけではなく、基本的にそれぞれの作品が独立したストーリーを持っており、(実はサブキャラが前作の登場人物である、といった)これまでの作品をプレイしていればニヤッとできるポイントがあるわけでもありません(例外はあります)。そのためシリーズものでありながらもシリーズ感はなく、どの作品からプレイしても同じ様に楽しめる作品となっています。

 

www.web-giga.com

 

そんなバラバラの作品がなぜシリーズものとして認識されているのかというと、

 

  • タイトルに「キス」が含まれている
  • 作品ごとに「キス」に関連するテーマが与えられている

 

という2つの共通点があるからです。また、そのほかの共通点としてすべてが「イチャラブ学園もの」であるというところも大きいでしょう。初恋/学園恋愛/純愛などのキーワードが好きな人にはたまらないシリーズとなっております。

 

キスシリーズに属する作品は、現時点で発表されているもので以下の通りです。(Wikipediaより

 

1. ホチキス

2. キスベル

3. キスアト

4. ハルキス

5. リプキス

6. フルキス

7. メルキス

8. アイキス

9. フルキスS

10. アイキス2

11. フユキス

12. キスイロ

13. アイキス3 sexy(2022年3月25日発売予定)

 

1年に1回よりやや早いペースで発売されている感じです。(個人的にはキスイロを入れるならKiss Trilogyも入れるべきだと思うのですが……)今回は、このキスシリーズの中からキスアトに注目してお話をしたいと思います。

 

キスアト

f:id:KUVNLovers:20220314062935j:plain

 

あらすじ

 

美術系に力を入れている、ちょっと地方の(土地がやたら広い)学園。主人公、浅間真はそこに通っているのだが、自分の実力に不安を抱いていた。
もうすぐ3年生になるというとき、彼は学年末制作のため、学生に貸し出している作業スペースにやってくる。
近くでは他の人も作業しているその空間。
彼の隣にいたのは他のクラスの女の子、星見月夜。殆ど話した事は無いけれど、その実力は有名で。
彼は、その作業をしている姿と、その絵に——心を奪われた。(公式HPより引用)

 

美術系の学校に通う生徒たちが登場するイチャラブ学園もの。登場するキャラクターはみんな何かしらの創作活動に力を入れているという共通点を持っています。

 

コンセプト

公式HPにこのゲームのコンセプトが4つ挙げられています。

 

  • すぐ傍にある、等身大の恋愛を、丁寧に描きます
  • 気の合う仲間たちと過ごす学園生活
  • 好きだから、もっと好きになってほしい
  • あの子の息遣いを、もっと身近に感じて

 

やはり学園ものということだけあって学園生活の様子の描写や、背伸びしない恋愛観に重きを置いています。実際プレイしていてもこれはかなり伝わってきて、学生の理想の恋愛というものが描かれているように感じました。まぁ、生まれてこの方恋人などで来たことがないので実際のところはわからないのですが。

 

テーマ

先ほども説明した通りキスシリーズの作品にはキスにまつわるテーマが与えられています。キスアトに与えられたテーマは

 

Kiss will change, my relation with you

 

カス程度の英語力でこれを翻訳すると「キスが変える、あなたと私の関係」と言ったところでしょうか。キスアトというタイトルにも関係する通り、初めてのキスをきっかけに関係性が進展するシナリオとなっています。

 

ヒロイン

星見月夜(ほしみ つくよ)

f:id:KUVNLovers:20220314065729j:plain

 

学年きっての天才児として描かれる星見月夜。すでに社会から評価されるほどの画力の持ち主ですが、学園できちんと学びたいという思いから入学してきたという経緯を持っています。一方で生活能力がなかったりコミュニケーションが苦手であるという一面があります。ルート内では「社会から評価されるからこその重圧」「コミュニケーションが苦手な人ならではの恋心」「天才と結ばれる主人公側の悩み」などが描かれています。

 

棗梓(なつめ あずさ)

f:id:KUVNLovers:20220314065734j:plain

 

月夜と仲の良い生徒である棗梓。天才肌の月夜とは対照的に努力家で全体的に平均以上の成績です。一方で才能があるわけではないため芸術家タイプではないという悩みを抱えています。ルート内では「努力家ならではの苦悩と嫉妬」「まじめな恋心と羽目を外したくなる気持ち」「同じく才能に恵まれなかった主人公の共感」などが描かれています。

 

小鳥遊まどか(たかなし まどか)

f:id:KUVNLovers:20220314065736j:plain

 

主人公たちの先輩である小鳥遊まどか。努力と才能を掛け合わせた天才と言え、様々な分野で成果を出しています。一方で自分以上の天才がいることに早いうちに気づいており、あらゆる側面で緩い生き方をしています。ルート内では「残り短い学園生活に急かされるこころ」「幼い肉体への悩みと積極的に誘惑する恋愛模様」「欲に流される主人公と先輩に憧れる思い」などが描かれています。

 

藍川有紗(あいかわ ありさ)

f:id:KUVNLovers:20220314065742j:plain

 

主人公のはとこである北欧系帰国子女の藍川有紗。主人公たちの後輩にあたり、専門がない代わりになんでもそつなくこなします。一方で引っ込み思案な性格で、北欧系の見た目も合わさりクラスで若干孤立しているという悩みがあります。ルート内では「いつもそばにいる頼れるお兄ちゃんへの恋心」「いつも一緒にいるがゆえに難しいアプローチ」「向けられた思いを恋と認識することに怯える主人公」などが描かれています。

 

※狩野ひじり(かの ひじり)

f:id:KUVNLovers:20220314080703j:plain

 

PlayStation Vitaへの移植版以降でヒロインに昇格した、主人公の後輩として編入してきた狩野ひじり。月夜と同じく才能を持っているが、月夜と逆で才能を磨く努力を重視するタイプです。一方で「才能を持ちながらそれに浸るのは凡人への無礼」と言ってのける孤高の生き方をしており、周りから疎まれています。ルート内では「相手から歩み寄って手を差し伸べてくれる相手への恋」「努力するも不器用で、うまくいかないアプローチ」「正論で周りから浮いているヒロインを見守りたがる世話焼きな主人公」などが描かれています。

 

※CS版でのみ攻略可能です

 

おすすめポイント

主人公・ヒロインが全て創作にまつわる活動をしているということもあり、彼らが抱く悩みは創作にまつわるものが多いです。そのため創作活動をしている人にはこの作品は特に刺さりやすいと思います。私自身は具体的な創作活動をしているわけではありませんが、この作品をプレイすると創作意欲がわいてきます。

 

また、美術系ということもあり"才能"というものが裏テーマのような形で関わってきます。才能あるものの苦悩、才能のなさの自覚と絶望、才能への嫉妬。これはどの界隈にいる方でも一度は体感するものでしょう。"才能"について悩みがある方にはおすすめします。

 

加えて、キスシリーズの説明でも触れましたがイチャラブ学園ものなので学園ならではの先輩/後輩関係や純愛シナリオを楽しみたい方にもおすすめです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事をきっかけにキスアトに興味を持っていただければ幸いです。また、この記事ではキスアトに焦点を置いて紹介をいたしましたが、ほかのキスシリーズも魅力的な作品ばかりですし、おそらくこれからも新作が出てくれると信じているので、ぜひ皆さんも他の作品や今後の新作に注目していただければ幸いです。

 

最後に、このブログを読んでキスアトをプレイしてみたいと思った方向けに入手方法について触れて終わりにしたいと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

入手方法

長くなりそうなのでまとめの後に書くことにしました。購入にあたって考えるべきポイントは3つあります。

 

1. PC版 or CS版
基本は皆さんPC版を買うと思いますし、ほかの作品ではその方がいいと思います。しかし、キスアトに限ってはそうとも言い切れません。先ほども触れましたが狩野ひじりを攻略できるのがCS版のため、お金に余裕がある方はどちらも買った方が良いと思います。R18要素に強い思い入れが無い方はCS版でも十分楽しめると思うので、そちらをおすすめします。

2. パッケージ版 or DL版
好みがわかれるところだと思います。僕はパッケージ一択なので悩みません。一部DL版が存在しないものもあるので要注意です。パッケージ版の場合は新品にするか中古にするかも悩みどころですが、それは個人の好み&お財布と相談してください。

3. 単品買い or『Kiss Trilogy』or『キスイロ』

① 単品買い

 

・PC版

新品パッケージ:おそらくありません。

中古パッケージ:探せば普通にあります。

DL版:FANZAにあります。

https://dlsoft.dmm.co.jp/detail/eg_0017/

・CS版

新品パッケージ:Switch版ならどこかにあるのかもしれません。PS4版とVita版はおそらくありません。

中古パッケージ:探せば普通にあります。

DL版:各種DLサイトにあります。

 

②『Kiss Trilogy』

『Kiss Trilogy』はキスシリーズ第1作~第3作にあたる『ホチキス』『キスベル』『キスアト』が1つになったパッケージです。3作で10000円前後だったはずなので普通に買うよりは明らかにお得です。

 

・PC版

新品パッケージ:プレミアムエディションはAmazonにありました。通常版も探せばあるでしょう。

中古パッケージ:探せばあります。少し大きい店舗に行った方が安心かもしれません。

DL版:FANZAにあります。

https://dlsoft.dmm.co.jp/detail/eg_0018pack/

・CS版

新品パッケージ:Switch版とPS4版があり、どちらもAmazonにありました。カタカナで「キストリロジー」と検索しないとヒットしないことにだけお気を付けください。

中古パッケージ:探せばあると思います。詳しくは知らないのでご容赦ください。

DL版:各種DLサイトにあります。

 

③『キスイロ』
『キスイロ』はキスシリーズ10周年を記念して、過去に発売したキスシリーズの中から9作品を1つのパッケージにまとめたものです。発売日が2022/01とかなり近く、CS版は存在しません。価格は30000円ほどです。

 

・PC版

新品パッケージ:その辺にあります。30000円するので高く見えるかもしれませんが、9作品ついてくる上に色々特典があるので、実質1作品3000円以下で買っているようなものです。

中古パッケージ:出回っていることは知っていますがまだ数は多くないはずです。相場もよくわかりません。

DL版:ありません。

 

おすすめとしては『キスイロ』を新品パッケージで買った上でCS版をどれか一つ買うことですが、やはり『キスイロ』の30000円というのは高いのでお財布と相談してください。

 

ちなみに、狩野ひじりがR18版に存在しないことに一生怒っています。戯画の方へ、なぜ『Kiss Trilogy』発売時に狩野ひじりをPC版に入れなかったのですか……

 

ということで、改めてここまで読んでいただきありがとうございました。

 

※キスアトの画像はAmazonの販売ページより、ヒロインの画像はキスアト並びにキスアトCS版のHPより拝借いたしました。