京美同活動ノート

京大美少女ゲーム同好会のブログです。週1より早いペースでの更新が目標です

【9日目】なぜエロゲーマーは”エロゲ”をプレイするのか

この記事は、新歓ブログリレー9日目のものとして書かれました。他の新歓ブログはこちらからご覧ください。

 

 

 

はじめに ~エロゲをまだやったことのない皆様へ~

新入生、並びに少しでもエロゲに興味を持ってくださっている皆さん、初めまして! 9日目の記事を担当しました、京美同会員のムッシュハッシー(@hassy_pure_ver)です。

 

さて、この記事を読んでいらっしゃる皆さんの中には、”エロゲ”というものにある種の関心を持っている方も多いのではないでしょうか? 

 

「大学生になったし、ちょっとエロゲをやってみたいなぁ……」と思っている方もきっとそう少なくはないはずです。自分も受験勉強中はそのことしか考えてませんでした。

 

一方、皆さんの中には”エロゲ”というものに対する怪しげなイメージを無くしきれずにいる方もまだまだいるのではないでしょうか? 

 

これに関しても、そもそものジャンル名に”エロ”という単語が入っているため、偏見が混じってしまうのも致し方ないのかもしれません。

 

ただ、このどちらの方々にも一つ当てはまることがあります。それは、

 

『実際にエロゲをやってみたことはない』

 

ということです。

 

そうなんです。エロゲに興味を持っている方々も、はたまたエロゲに偏見を抱いている方々も、まだ”エロゲ”というものをそもそも体験していないケースが多いのです。

 

これは凄くもったいないことだと思います。というのも、大学生活の醍醐味は「新しい物事に挑戦する」ことにあります。

 

そのため、”エロゲ”というジャンルに一度も挑戦することなく大学生活を終えるというのは、本当にもったいないことなのです…!!(おそらくここで機会を逃してしまっては、今後新たに踏み入れる機会は訪れないでしょう)

 

とは言っても、見知らぬジャンルに一歩踏み出すまでに様々な障壁があることはもちろん承知しています。仮にエロゲの購入方法やプレイ方法を知っていたとしても、実際に踏み出そうと思うとかなりの勇気とエネルギーが必要です。

 

そこで本記事では、エロゲをまだ一度もプレイしたことない方々に”エロゲ”がどういうものであり、どのように楽しめばいいのかを知っていただくためにも、自分が実際どのようにエロゲを楽しんでいるのかを紹介していこうと思います!! 

 

この記事が少しでも皆さんのエロゲへの抵抗感を和らげ、そしてエロゲへと踏み出す勇気を手に入れるキッカケになることを心から願います……!! 

 

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皆さんの手助けとなることを祈るばかりです…!!
(出典:枯れない世界と終わる花)

 

”エロゲ”というジャンルの強み

エロゲの楽しみ方を紹介する前に、まずは”エロゲ”がどういったものなのかについて語る必要があります。結論から言うと、自分はこのように思っています。

 

”エロゲ”とは、どれほど非日常的な出来事だとしても身近に追体験することのできる媒体である―――

 

何言ってんだこいつとか言わないイワナ

 

いや、でもこれ、割と真面目に言ってるんです!! だって、考えてみてください!

 

普段アニメや小説、映画といったものを見る際、恐らく多くの人は第三者の視点として見ることが多いはずです。なぜならここまで挙げた媒体はどれもこれも、創作された舞台の中にいるのはあくまで”主人公”であり、創作された物語を体験するのも”主人公”なのですから。

 

そのため上記の媒体において”鑑賞者”である私たちは、創作された舞台の中に入ることもできませんし、創作された物語を体験することもできません。ましてや、その物語に干渉することなんて尚更です……

 

でも、エロゲは違います。製作者が作り上げた固定の主人公像があるとはいえ、エロゲにおいては私たち自身が物語の”主人公”なのです。

 

加えてエロゲには、私たちがより世界観や物語に没頭できるよう様々な工夫が凝らされています。高品質な一人称シナリオ、キャラ絵、背景、BGM 等々、、他にも挙げたらキリがありません!! 

 

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ここではキャラ絵と背景の一例を。
このゲーム、BGMもシナリオも没入感がハンパないんです……
(出典:Re:LieF ~親愛なるあなたへ~)

 

つまり、”エロゲ”という媒体において私たちは、”主人公”というキャラを通すことで、創作された舞台の中に浸かり、創作された物語を追体験し、さらにはその物語に干渉することまでできてしまうのです!! 

 

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中には主人公の名前を自分の名前に変更できるゲームもあったりします!!
(出典:Making Lovers)

 

そしてこの要素をより深める要因となっているのが、”エロゲ”という媒体は表現の縛りから解放されているということです。

 

というのも、エロゲには他の媒体と違い、”年齢制限”なるものが存在します。これはつまり、「仮にある程度倫理に反した舞台や物語を用意したとしても、あまり世間から批判されることはない」ことを意味します。

 

そのためエロゲ製作者は他の媒体と比べると、比較的心置きなく作りたかった舞台や物語を作ることができます。

 

さて、ここまでエロゲの特徴として触れたことをまとめると次のようになります。

 

  • エロゲにおいて私たちは、主人公の立場として存在できる
  • エロゲには表現の規制がないため、製作者は作りたい舞台や物語を作れる

 

そして、この二つの特徴を組み合わせることで可能となってしまったことがあります。それこそが、冒頭でも述べた『非日常の追体験』なのです。

 

”エロゲ”という「鑑賞者と主人公の置換」と「表現の自由」の二つの性質を両立した媒体が登場してしまったことで、たとえどれだけ実現不可能そうな世界観や出来事だとしても、我々は"主人公”を通じてそれらを体験できるようになったのです!! 

 

もちろんこれは、”たとえ倫理に反する世界観や出来事だとしても”です。現実では周りから白い目で見られそうなものであったとしても、エロゲではそんなのお構いなしなのです!! ヤッタネあんなことやこんなことも体験できるよ!!

 

エロゲだからこそ味わえる体験

さて、『非日常の追体験』が身近にできると一言で言いましたが、具体的にはどんな体験ができるのでしょうか?

 

「”エロゲ”というからには、結局エロいことしか体験できないのでは……?」と思った方もいるかもしれません。自分も初めてエロゲをやるまではこのように思っていた節がありました。

 

が、実際これまで体験したものは、全くもって”エロい”で語れるようなものではありませんでした……

 

では、自分は”エロゲ”を通じてどんな体験をしたというのでしょうか? ここでは、自分がこれまでプレイした(体験した?)ゲームをもとに、どんな体験が皆さんを待っているのか2つほど紹介していきたいと思います! 

 

※この先、筆者の性癖や嗜好がバンバンに膨らみ、所々語彙力が消失したりしなかったりしているのでご注意ください

 

① 個性的なヒロインとの恋愛がしたい!!(Making Lovers)

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一つ目に紹介したいのは、”Making Lovers”です。

 

これ、ホント、すごいんです……!!!

いや、マジで、すごいんです………!!!

 

何がすごいって、まずはヒロインです。初めて会う場面ではどの子も「あれ、この子普通だな……?」となるのですが、主人公との親密度が上がるにつれ、どの子もドンドン個性が爆発していきます。それがもう可愛いったらありゃしないんです……!!! 

 

そして恋愛の過程。これもまた凄いんです!! ヒロインとの出会いは突然、そこから何気ない日常を積み重ねていき、そして次第に惹かれていく―――

 

この過程の描き方がホントに丁寧で、そして個性的なヒロインも相まって、プレイ中にダレることが一切ありません…!!! 個性的なヒロインとの何気ない恋愛をしてみたいという方は是非!!!

 

② 美しくも儚い世界で暮らしてみたい!!(枯れない世界と終わる花)

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二つ目に紹介したいのは、”枯れない世界と終わる花”です。

 

これもすごいんです……!!(さっきからこれしか言ってないなコイツ

 

自分が人生で初めてプレイしたエロゲなのですが、世界観がホントに立派としか言いようが有りません!! この作品に関しては語り過ぎるとネタバレだらけになってしまうので、とりあえずあらすじを載せようと思います。

 

色とりどりの花で埋め尽くされた美しい街。
ショウはレンと共にその街を訪ね、喫茶店で働くハルたちと出会う。
茶店の2階に住み込みで働かせてもらうことになったある日、
深夜にひとり出て行くハルを追いかけて行くショウ。
街から遠く離れた、見渡す限り花に囲まれた丘の中央でショウは、
月明かりで淡く輝く大きな樹の下、
ハルに抱かれた小さな女の子が花になる瞬間を目にしてしまう。
ショウに気付いたハルは、
咲き乱れる美しい花たちに目を細めて寂しそうに微笑む。

「こんな世界で、わたしはこうやって生き永らえて来たの。
でもわたしはまだ生きていたい。他人の命を引き換えにしてでも」

ハルと同じように舞い散る花びらを見上げながら、

『この世界が何を押し付けようと。
どれだけの人がハルを許さないと言ったとしても―』

その言葉の代わりに、ショウは告げる。

「―それでも俺は、こんな世界の終わりを願うよ」 

 

いや、もうこの時点で「え、よく分からんけど、何この面白そうな作品……」ってなりますよね!?

 

……が!!! この作品、オープニングもホントに素晴らしいんです!!!! 儚い曲調ながらも、どこか希望を感じる……そんな、1度聞いただけでどんな作品か気になってしまうオープニングとなっています。(このオープニングを聴いただけで買おうと思ってしまったくらいですw)

 

www.youtube.com

 

「あらすじやオープニングで少しでも気になった」という方は、まずは一度体験版をやってみましょう。きっと、優しくも儚い世界観が織りなす物語に引き込まれ、製品版も欲しくなっちゃうはずです……!! 

 

最後に ~皆さんの良き体験を願って~

さて、ここまで自分のプレイ歴をもとに、自分の言葉でなんとか紹介できそうな体験談を紹介してきました。……が、正直こんなのは今まで体験した中のほんの一部にすぎません!!!! 

 

だって、エロゲで出来ることは『非日常の追体験』なんですよ!? たとえそれがどんなものであったとしてもエロゲでは体験できてしまうのですよ!?!?!? 

 

それこそ、自分がこれまで体験した物語の中にはこんなものもありました。

 

『倫理もひったくれもないエログッズまみれの世界で大冒険をした!!!!』

『何度も絶望を味わいながらも、めげることなく神に抗った!!!!』

『難病を抱えた少女を愛の力で救った!!!!』

etc……

 

大事なことなので何度も言いますが、私たちエロゲーマーは”エロゲ”という媒体を使うことで、このように非日常的な体験をしているのです!!! 

 

さて、そんな多岐にわたる非日常が味わえる”エロゲ”というジャンル、皆さんもますます興味がわいてきたのではないでしょうか?

 

そこで皆さんに提案です。せっかく様々な非日常が待ち受けているのですから、まずは一旦、色んなエロゲのあらすじをざっと見てみるというのはどうでしょうか?

 

現代は本当に便利な時代です。Google先生に【初心者  エロゲ  おススメ】と聞くだけで、きっと様々なエロゲのあらすじを紹介してくれます。

初心者 エロゲ おススメ - Google 検索 

 

それこそ今回のブログリレーでは、初心者にお勧めのエロゲを紹介しているブログもたくさん見受けられますので、そちらを参考にするのもいいかもしれません。

 

そして、何か一つでいいので『自分はこれを体験してみたい!!!』と思ったあらすじを選んでください。その体験版をやってみる、というのはどうでしょうか?(公式HPから無料でダウンロードできます!)

 

きっとそこで皆さんは、”主人公”という仮の姿を使って、今まで味わったことのない未知の体験の入り口に立つこととなるでしょう……(もっとどっぷりつかりたくなった方は製品版も是非!!!)

 

最後になりましたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。皆さんと素敵な体験談を語り合えることを筆者、並びに京美同会員一同で願っています!!!