この記事は、新歓ブログリレー21日目のものとして書かれました。他の新歓ブログはこちらからご覧ください。
はじめに
こんにちは、21日目の記事を担当しました、新3年生のあっきー(@muna_akki)です。
他の新歓記事でもたびたび触れられていますが、いわゆるエロゲは紙芝居と揶揄されることもあるくらいにゲーム性が低く、また、シナリオ重視のものだとエロ要素も純愛がメインでカバー範囲が狭く、あまりエロくないものになりがちです。
しかし、これはあくまで全体的な傾向であって、ゲーム性・シナリオ・エロさの全てが優れているものも確かに存在します。この記事では、そんなエロゲの「エロ」と「ゲーム」要素も堪能できる作品「ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう」の紹介をします!
(リンク先R18注意)
あらすじ
瀬戸内海に面した企業城下町『亜総義市』──ここに住む市民らは一企業にすべてを制御される生活を送っているが、不満も疑問も抱くことはなく、与えられる平和を享受していた。
しかしこの高潔な街にも『抗亜』──そう呼ばれる不穏分子は存在し、武器を手にヒトやモノを奪う『ヒトカリ』、身体で資金を稼がせる『ハルウリ』など、秩序を否定する行為を繰り返していた。
勢いを増す抗亜、存在抹消を図る企業、やがて来る『生誕祭』。全てを喰らいながら、街は大きく動き始める──
(公式サイトより)
あらすじを見ればわかるように、社会体制に反抗する組織のメンバーが主人公なので、その行動に倫理観なんて求めてはいけません。社会の仕組みをぶっ壊し自由に生きるためなら、現実には決して許されない鬼畜なコトもします。
しかし、管理社会と反抗組織の対立という、殺伐としていそうなこの世界観の中において、物語は明るく元気に進むというのがこの話の良いところです。
罪の意識や状況の悪化によってシリアスな雰囲気になることはあれど、それを引きずらず、おバカで愉快な日々へと必ず戻る。その前向きさや生きる力は、見る者に力を与えてくれること間違いナシです。
システム
このゲームは、街へ繰り出し破壊活動と人攫いをする「ヒトカリ」と、攫ってきた女の子たちを使ってお金を稼ぐ「ハルウリ」の、主に2つから成り立っています。
・ヒトカリ
街の治安維持組織やライバル組織とターン制のパーティバトルを行います。
各キャラごとに攻撃できる範囲が決まっていたり、パーティ内での配置を無制限に切り替えられるため、シンプルでありながらも意外と奥深いバトルシステムとなっています。このとき、敵をぶっ飛ばしながら女の子を攫ってジンザイとします。
・ハルウリ
春を売るのでまあそういうことです。ここでお金を稼いで武器や設備の費用に充てます。
攫ってきた女の子(ジンザイ)にはステータスが設定されており、経験を積ませたりアイテムを使ったりすることでパラメータが変化していきます。
ジンザイの調整が終わったら早速ハルウリです。ライバル店の客引きに負けないように自分の店のジンザイを繰り出します。このとき、ルックスが高いほど客を勝ち取りやすく、テクニックが高いほどお金を毟り取ることが出来ます。
調整の段階でアイテムを使うのをケチっていると、思うようにお金が稼げなかったりジンザイが損耗して使い物にならなくなったりするため、収支のバランスが絶妙で興味深いです。
エロ要素
このゲームのエロ要素は「フィーリング」「敗北」「ユニークヒロイン」の主に3つに分類することが出来ます。参考画像は当然出せないので各自の想像力で補ってください。
・フィーリング
普通のエロゲと同様に、仲間と絆を深めることでエッチなイベントが発生します。仲が深まっているので概ね純愛系の括りではあるのですが、登場人物の性癖がねじくれているので幅広いプレイが繰り広げられます。
・敗北
一部のバトルで敵に敗北したりすると発生し、敗北がトリガーだけあって無理矢理だったり尊厳破壊的だったりな内容で味方の女の子が敵にやられます。普段「わるいこと」をしている報いでもあります。
・ユニークヒロイン
攫ってきたジンザイには特別な事情を抱える女の子が紛れており、特定の条件を達成することでエッチなイベントが発生します。攫われて働かされる女の子と、客として訪れる街の大人たちとの肉体的・精神的やりとりが、世界観に奥行きを与えます。
以上のように、色々なシチュエーションで様々な事情を持つ人物たちが行為を繰り広げるため、幅広い性癖をカバーすることが出来ています。誰しも1つくらいグッと刺さるシチュエーションが見つかるのではないでしょうか。
おわりに
どうだったでしょうか。この記事をきっかけとしてドーナドーナに興味を持っていただければうれしいです。普段エロゲをやっている人もやっていない人も、時にはゲーム性の高めなエロゲはいかがですか?