この記事は、新歓ブログリレー25日目のものとして書かれました。他の新歓ブログはこちらからご覧ください。
挨拶
皆さん初めまして。ゆくとり(@mosoena)と申します。私は他大学に所属しているのですが、同年代の美少女ゲーマーを一目見たく、京美同に参加しました。
なんで、私が京美同に!?
他大学の人間でも入りやすいので、興味を持たれましたら是非参加されてはいかがでしょうか。
はじめに
私は美少女ゲームが好きですが、とりわけ00年代のちょっと古めの美少女ゲームが好きです。
美少女ゲーム同好会の新歓のブログということで、私が古い美少女ゲームにハマるきっかけを語りたいと思います。ハマるきっかけとなったゲームのタイトルは『AIR』です。
AIRとは
あらすじ
その町には夏が訪れていた。
バス停の前で人形を操るひとりの青年。その周りには子供が二人だけ。観客の興味を引くには、青年の芸は退屈すぎた。子供たちは興味を失い、その場を走り去った。
青年は旅のひと。彼の道連れはふたつ。手を触れずとも歩き出す、古ぼけた人形。
「力」を持つ者に課せられた、はるか遠い約束。
そんな彼に、話しかけるひとりの少女。 人なつっこく、無邪気に笑う。彼女との出会いをきっかけに、この土地での暮らしが始まる。
夏の情景に包まれて、穏やかに流れる日々。
陽射しの中で繰り返される、少女たちとの出会い。
夏はどこまでも続いていく。
青く広がる空の下で。
彼女が待つ、その大気の下で。
AIR公式サイトより
『AIR』とは、Keyから2000年に発売された恋愛ADVゲームです。クオリティの高いシナリオと演出で、泣きゲー界隈では不朽の名作として知られています。
AIRの人気はすさまじく、2000年に発売されたゲームでありながら、定期的に色々なハードでリメイクが発売されており、昨年の2021年にもswitch版が発売されております。
と、AIRについて紹介したものの、この記事ではAIR本編については言及しません。沢山の人がAIRをほめたたえているので、今更私が語ることでもないと思います。
この記事では、私がAIRを通じて得た知見について語ります。ですので、主観的な話がすべてです。
古の個人サイト
このAIRという作品、私としては読み解くのが少し難解な作品でした。そのため、プレイ後に「AIR ネタバレ」「AIR 解説」などで検索をかけました。
すると、古のオタク達が残してくれた、AIRについての解釈を述べている古い個人サイトに出会いました。
いまでこそTwitterや各ブログサイトなど、皆が見解を述べることができる場がありますが、個人サイトを用意してまで考えを表すという所に感服しました。サイトの節々から見える独特の味と熱量には筆舌に尽くしがたい面白さを感じました。
インターネットという無機であるものに対して温かみを感じた数少ない経験でした。
都市伝説(閲覧注意)
AIRには、本編とは別の『残酷版AIR』という作品が存在するという噂があります。本編のスクリーンショットをグロテスクにコラージュした画像が出回ったことから噂が広まり、現在でも残酷版AIRの存在は定かではないです。
残酷版AIRに関する話には、ろくなものがありません(本当にグロテスク)。そのため、はっきり言って調べるのはお勧めしません。
しかし、あるかもしれない幻の作品という話には、正直言って興味深いと感じました。
そもそも、どのような作品であっても、グロテスクなバージョンがあるという噂が広まることはないと思います。当時の未発達なインターネットだったからこそ広まった噂という感じがしますね。
重ね重ね言いますが、本当に調べないほうがいいです。
セカイ系
セカイ系という言葉を皆さんはご存じでしょうか。
美少女ゲームだけでなく、アニメやラノベの中のジャンルの一つです。定義としてはかなりあいまいでありながらも、オタク達の中では一定の共通認識として存在しています。
※『セカイ系』というジャンルの解釈の例
・エヴァっぽい作品
・Keyの美少女ゲームっぽい作品
・主人公の主観で述べられている作品
・世界の命運をかけたボーイミーツガール作品
多様な解釈が存在しながらも、今も沢山使われている言葉で、しばしば「○○という作品はセカイ系なのか?」という議論があります。
AIRもセカイ系の一種であるといわれながら、誰かが解釈する『セカイ系』の条件を満たさないこともあります。
不思議な言葉ですね。
↓私が調べた範囲で、セカイ系に関して一番詳しく語っていた記事です。
おわりに
AIRという作品は、歴史が深いため、AIRにまつわることを調べるだけでも興味深い話がいくつも出てきました。
どれもとても目新しい体験でした。この経験から、私は古い美少女ゲームが一つの文化ですらあると感じ、ずるずるとハマっていった記憶があります。
美少女ゲームを作品として楽しむだけでなく、その作品にまつわる話などを調べると、新たな知見を得ることができるかもしれませんね。