【グラフィック担当編】真面目と不真面目のお話【みやこそふとブログリレー】
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イラスト担当お絵描き初心者の栢山です。(@gd_tach)
『生命の栞』ではキャラクターデザインとスチルを担当しています。
前作の『電子カルテと木曜日』でもちょこちょこ描いてました。
前置き
2022年の年明け辺りから本格的にノベルゲームのイラストを描きたいなと思うようになり、同人サークルでイラストレーターの募集しているところを探していました。
そのなかでみやこそふとを見つけ、京美同経由で入りました。
京美同では、みやこそふとのメンバーで無い方に相談してしまったので、なにかしら経由する際は所属メンバーを把握しておくといいと思います。結構恥ずかしかったです。
『電カル』の振り返り
背景、演出素材担当として入りました。自然物が苦手なのになんでやろうと思ったんでしょうね。
結果として、スチルも一部描かせてもらいました。
似ているかどうかは置いて、KOMBさんや雷夏。さんの描き方の意図を汲み取って描くことも難しく、より時間がかかりました。
ただ、他人のpsdファイル(編集ファイル)を見ることもできたので、参加時の想定より多く学びがあり、良い経験になったなと思います。
大人のキャラデザは2人とも描かせてもらえたのは嬉しかったですね。
お気に入りはブチギレてる陳です。
スチルのこともいくつか語りたいところはあるのですが、語りたいスチルは全て印象の強い(=ネタバレ)ところになってしまうため語れず……
あ、アルトが尻もち着いてるところは描くの大変でした。人が転んでいる姿はあまり描かないですからねーー
今作について
全部キャラデザから描けて嬉し〜!やった〜〜!!と思いながら描いています。
本当にありがたいですね。
とはいえ、普段描いている方法と若干違ったり、そもそも普段ロリを描かないので自分だけど他人の絵を描いている感覚もあったりします。
あとスチルの背景は描いてて緊張します。
背景担当の居ないさんが描く背景や小物類が上手いんですよね。
似てなくても雰囲気は同じにしないとどちらかが浮いてしまう(当然下手な僕の方が浮く)ので、気を抜かずに描かねばなという感じです。
キャラデザのあれこれ(謎の少女)
謎の少女 外見年齢10歳 ブカブカの服を着ており、下は穿いていない
作者はロリコンなのでしょうか。(シナリオ:Youjyo)
キャラクターの設定や外見情報を詰めてもらってから描きました。
とはいえ、これまでのどれよりも修正が多く、うろ覚えですが、髪、目、体型、服を修正した気がします。(全部では?)
特に目が多く修正指示は「もっとクマを濃くして目もキメてください。」とのこと。
ロリに何させようとしてるんでしょうかね。ちょっと心配です。
このあと2,3回同じ修正指示を貰い、さすがにヤバいと感じ止めました。

ようじょさんの名誉のためにも補足しますが、普段はいい人です。褒めてくれますし、想定より時間かかっても詰めたりしません。
かと言ってただただ甘いというわけでもありませんし、結構クリエイターの事を考えてくれるいい人です。
キャラデザのあれこれ(ユウキ)

謎の少女と真逆で、(必要な要素数個入れたら)好きにデザインしていいことになったので自由にやりました。
ショタだろうと男は顔が良ければ良いほど得なので、ちょっとクマあったりダウナーな外見設定があっても顔を良くしました。
そのお陰でようじょさん曰く、ユウキに関する内容がより増えたらしいです。
いい影響を与えられたようで、クリエイター冥利に尽きるというかなんというか、嬉しいものですね。
余談ですが、電カルの陳や吉田は、顔を良くするなと下方修正が入りました。どこかまた描く機会があればデザインを変えないまま顔を良くして描きたい……
最後に
今作も周りがすごい方ばかりなので、今度こそ足手まといにならないように頑張っていきたいです。
【10日目】純粋ジト目批判
この記事はGWブログリレー10日目のものとして書かれました。他のGWブログはこちらからご覧ください。
序文
本稿は、最近世に蔓延る自称ジト目の多さに辟易している筆者が、ジト目の本分に立ち返り、ジト目を再定義することを目指したものである。また同時に、「ジト目は負の感情の表出である」とする一般的な言説に対する重要な指摘をしている。
ジト目に対する一般的な認識
ジト目再定義の試みの前には、世間一般におけるジト目への認識を知っておかなければならない。
まず、ジト目とは何か……
有名なウェブ事典に載っているジト目の定義(説明)を引用する。
「半眼」の一種で、まるで相手をにらみつけるかのようなジトっとした表情。またはそのときの目の形。
(中略)
・敵意や不満を持っている場合
視線を向けた相手に、恨み、反抗、苛立ち、不快、警戒等の敵意、またはそれに近い感情を持っている場合。(いわゆる「怒り」のようにはっきりとした感情より「恨み」のようにやや陰湿な感情。)
眉がつりあがっているのが特徴。
・相手を見下している場合
視線を向けた相手に、軽蔑、呆れ、軽視、等の相手を見下す感情を持っている場合。(ジト目 (じとめ)とは【ピクシブ百科事典】より引用)
これは、いけない。
ジト目にとって不可欠であり、ジト目を理解する上で最も重要な要素が抜けているのだ。
それに、ジト目に全く負の感情が込められていないとは言わないが、ほとんどの場合、それは深刻なものではない。「敵意や不満、見下しを込めている」と説明するに留まっているのは非常に違和感がある。
次項からはその理由を説明する。
原義ジト目
「ジト目」という語は、ある種の感情を込めて注視する際に使用されるオノマトペ「じとっ」+「目」から成る。すなわち、ジトっと見ていなければ原義(狭義)ジト目たり得ないのは明らかである。
ここで、美少女ゲームを例に挙げて、「ジトっと見る」とはどういうことかを深掘りしてみる。
美少女ゲームのキャラクター達はどういった場面で相手をジトっと見るのだろうか?

1. 主人公などの発言・行動にドン引きするとき
これが一番多いシチュエーションであろう。重要なのは、ジト目で見るキャラと見られるキャラが多くの場合敵対関係ではなく、ジト目が深刻な対立を招くことも少ないという点だ(統計は取れなかった。無念)。キャラ達はそれを承知の上でジト目を使用している。
2. 嫉妬
これも結構見かける。美少女ゲームであれば、他のヒロインに目移りする主人公に対して向けられるパターンが多いだろう。つまりは好きな人間に向ける視線なのである。うらやましい限りだ。
3. 疑い
時々ある用例。殺人事件の被疑者に向けるレベルの疑いではなく、もっと軽い。
「もしかして、あなたがAさんを殺害したんですか?(ジト目)」←真面目にやれ。人が死んでんだぞ。
「あんた冷蔵庫のプリン勝手に食べたでしょ(ジト目)」←これだ。
4. からかい
たまに見る。常時半目でからかい上手のキャラがよくやってそう、という謎のイメージがある。思いつくキャラは(常時半目ではないが)『バンドリ』の青葉モカとか、『喫茶ステラと死神の蝶』の明月栞那さんとか。

美少女ゲームで頻出のジト目パターンといえばこれくらいだろうか。重要な用例を挙げ忘れていることに気づかれた方は、コメントにどうぞ。
以上に挙げた四つのパターンには共通点がある。ジト目で見るキャラと見られるキャラの間にはそれなりの関係性が既に構築されているという点だ。それゆえに、ジト目というあからさまな表情を向けることが深刻な問題に発展しない。
今度は逆に、一般的な説明にある「敵意や不満、見下し」といった感情を込めた視線が、「ジトっと見る」と表現するのに適切か否かを考えてみよう。
筆者が最も不適当だと考えるのが、「敵意」を込めた視線だ。
バトルものなどで、敵が主人公をジト目で見る、などというシーンを見たことがあるだろうか?
あるとしたら「お前ら結構仲いいだろ」的状況だと思われ、「敵意」という説明には「※激しい敵意ではない」と注釈を付けなければなるまい。
もし本気の殺し合いの場でジト目という表現を使えば、緊張感がなくなりギャグシーンになりかねない。ジト目は敵意の表れであると説明する人は、睨みつける目やゴミを見るような目と混同しているのではないか(違いは後述)。
また、「不満や見下し」についても、強い不満や見下しである場合は同じく睨みつける目やゴミを見るような目と表現する方がいいだろう。
まとめると、ジト目を「敵意や不満、見下し」の表れだと説明することは、ジト目が深刻な場面で使われる表情だという誤解を招きかねない。よって、ジト目の負の感情の程度や限定的な使用状況に言及していないウェブ事典の説明は追記修正する必要がある(※Wikipediaには「軽度の不快感」と記載があった。えらい。でももっと強調してほしい)。
ジト目と擬似ジト目との違い
本項では少し脱線して、ジト目と擬似ジト目――なり損ないの自称ジト目との違いを説明する。筆者の提案する定義に照らせば、自ずとジト目と非ジト目は区別可能であることが分かるだろう。
・睨みつける目との違い
「じと~」とはシリアス度が違う。見た目の違いでいえば、眉間の皺が寄るのが睨みつけであまり寄らないのがジト目だ。
・ゴミを見るような目
同じくシリアス度が違う。ゴミを見るような目が下がり眉で目元に影を落とすように描かれるのに対し、ジト目は多くの場合水平眉である。
・半目との違い
半目とジト目はイコールではなく、包含関係であるように思われる(当然ジト目⊂半目だ)。ジトっと見ていない単なる半目をジト目と称するのは検索避けの観点から好ましくない。
ついでに、よくいる常時半目キャラについても私見を述べておく。彼らはずっとジト目みたいな顔をしていて筆者なら好きそうと思われるかもしれないが、実はあまり好みではない。なぜなら――
常時半目キャラはジト目になることができない!
どういうことか?
半目というのは見た目上はジト目に似ている(それどころか同じ場合もある)。だから、常時半目キャラが呆れなどの感情を覚えても、半目からジト目に表情を変化させることができないのだ。無理やりジト目になろうとしても、気づかれることはないだろう(ジト目には受け手の存在が重要である)。
彼らは二次元キャラクターでありながら、中途半端なジト目しかできない我々三次元存在よりずっと不利なのである。自らハンデを背負いにいく心意気だけは称賛に値する。
・眠そうな目との違い
ジトっとした感情が伴っていないので論外。
・巷にあふれる、目の上が直線になっていない、自称ジト目の中途半端ななり損ない共との違い
お帰りください。表現には存在する自由がある。だが、私は嫌いだ。
以上、ジト目と擬似ジト目の違いでした。
ここまで読んだ読者の方には、筆者がジト目に並々ならぬこだわりがあることを理解していただけたかと思う。実際「みやこそふと」でのゲーム制作では、ジト目の運用に相当気を遣っているつもりだ。
イラストレーターの方にはジト目差分を描く際、
・目の上を直線にすること
・日常シーンで使われるギャグ顔であると分かるようにデフォルメすること
の二点をお願いした。
また、表情差分の指定という分担して行う作業でも、ジト目差分だけは筆者が全てシナリオ段階で指定している。前に出てきた「セリフ(ジト目)」はシナリオライティングの癖ということだ。外で出さないよう気をつけたい。
『生命の栞』は基本シリアスなので登場頻度は少ないが、ここぞという場面での登場を楽しみにしていただけると幸いだ。
ちなみに、睨みつける表情は別差分で作っていただいた(ありがとうございます)。
結論
本題に戻る。
筆者が主張したいのは、ジト目は露骨に嫌な顔でありながら、
1. 軽度の不満などを表明するための、
2. 深刻な対立を企図しない、
3. 関係性ありきの表情
であるということだ。
総括して、ジト目とは「露骨に嫌な顔していい関係性に甘えつつ、比較的軽い呆れや嫉妬、疑い、からかい等の意思を相手に表明するための表情」と定義することができる。
では、それを踏まえてよく考えてみてください。
それってめちゃくちゃかわいくないですか????
結論。ジト目はかわいい(長々書いてそれかよ)。
それが原義ジト目である限り、ジト目って全部かわいいんすよ。
筆者イチオシのジト目キャラもジト目の原理に忠実でとてもかわいいです。とくと見よ、灰原さんの模範的ジト目を。

おほぉ~~~この熟年夫婦感たまんねぇ~。灰原さんがジト目してるシーンって全部平和な日常生活でなんだかんだ幸せそうなんですよね。
世界よ、これがジト目のあるべき姿だ。
……………………。
俺、ジト目好きを装った関係性オタクやったんやなぁって。
筆者が勝手に気づきを得たところで、この記事とGWブログリレーはおしまいにします。お付き合いいただきありがとうございました! 良きジト目ライフを!
(文責:Youjyo)
【9日目】瀬戸口廉也とアルビノのはなし
この記事はGWブログリレー9日目のものとして書かれました。他のGWブログはこちらからご覧ください。
kuvnlovers.hatenablog.com
(以下、ひたすらに『MUSICUS!』のネタバレが含まれます。未プレイの方はご遠慮いただきますよう……リレー投稿で特定の作品の考察記事書くヤツって本当に何なんでしょうね……)
『MUSICUS!』において、主人公・対馬馨とメインヒロインのアルビノの少女・花井三日月の邂逅は、馨が三日月の自慰行為の現場を、三日月の兄・是清の部屋で目撃する、というなんともシュールなシチュエーションで果たされます。
作中で天性のヴォーカルの才能を持つと称される物語のメインヒロインが、自慰中のスチルと共に、はじめてプレーヤーの目の前に現れる演出にはどんな意味があるでしょうか?
しかしこの女性はなんて神秘的な顔をしているんだろう?
ただ色が白いだけではなくて、顔だちも整っていて、抜け出してきたようだった。
僕は思わず我を忘れかけたが、すぐに現実に引き戻される。
あ、そうだった、僕は今この少女の自慰を目撃してしまったところなのだ。
『MUSICUS!』共通ルートより
アルビノ――遺伝子疾患によってメラニンと呼ばれる色素が体内で正常に合成されず、肌や髪、体毛の色が白いことを指します――の人々が現実問題としてどのような偏見にさらされてきたのか僕はよく知りませんが、白い髪や白い肌は一般的に神的な、常世のものでないかのような印象を与えます。
具体例を挙げることは控えますが、世の創作物において、白い髪や肌が神聖さや、それに類する物語上の特権を示唆する象徴的な表現として用いられることはままあります。
ですから、白い髪や肌を持つアルビノである花井三日月というキャラクターが、自慰中のイラストによって、はじめてプレーヤーの前に姿を現す演出には、その神聖さの剥奪という意味を見出すことができます。
実際、このシーンの直後には冒頭に引用した馨のモノローグによって、三日月の容姿について言及した直後に、そのイメージを否定する、いわば見せ消しがなされます。
『MUSICUS!』本編においてはこの見せ消し――彼女の容姿について言及しながら、直後に彼女の「ズレっぷり」を強調する――が執拗と言えるほどに繰り返されます。
さらに三日月は物語開始時に高校に通っていないことが明かされますが、その直接的な理由は、髪の毛を黒く染めろと言われたから、という非常におあつらえ向きな事柄でしか説明されません。
ここでプレーヤーの多くは、彼女が三日月がアルビノという特殊な事情を持ち合わせていることと勘案して、分かりやすいトラウマや、そこからの回復の物語、つまりアルビノであるのストレスから引きこもった少女が、音楽活動を通して自己実現を果たすという筋書きを想像しますが、これも物語の中盤の馨のモノローグの中で、やんわりと否定がなされます。
三日月は行動も発言も少し常識とは外れているところがあるが、けしてものを考えないとか、理性が足りないというわけではない。むしろ、普通よりも考えすぎる方だ。記憶力だって悪くないし、理屈の理解も早い。
自分のなかの理解できない衝動を抑えたり、理解するためにそのエネルギーを使ってしまっているように見える。
自分と向かい合うことに精一杯で、外から刺激があるとそのバランスがすぐに崩れてコントロール出来なくなってしまう。だから彼女は引き籠らざるを得なかったんじゃないかと、僕は最近想像する。
『MUSICUS!』三日月ルートより
さらに執拗と言えるほどに言及されてきた三日月の容姿でさえも安全圏に留まっていることが許されません。
三日月ルートの終盤、彼女はファンの凶行によって強酸を浴びせられ、顔の半分に跡が残る大やけどを負います。
この事件によって三日月は一時歌が歌えなくなるほどのトラウマを患い、そこからの回復が三日月ルートラストへの展開になるわけですが、ここまで見てきた通り、『MUSICUS!』作中において、花井三日月というキャラクターの神秘性を除外する態度は徹底しているということが言えるかと思います。
なぜここまで長々と花井三日月というキャラクターの造形について見てきたかといえば、僕が思うに、この部分に『MUSICUS!』のシナリオを手掛けた瀬戸口廉也というシナリオライターの倫理観が最もよく表れていると感じるからです。
『MUSICUS!』のシナリオにおいて、花井三日月がアルビノであることは彼女の弱さにはなりませんし、同時に彼女の容姿と彼女のパーソナリティを結びつける一切の想像力も徹底的に回避されます。
彼女のトラウマは「アルビノであること」に起因するトラブルではなく、むしろ特徴的な自分の顔が直接的な暴力によって傷つけられることによって生まれます。
マイノリティがありのままの自分を受け入れて成長する物語や、気高く生きる少数派の人間の姿が周囲の人々を感化していく物語、といったものは世の中に無数に存在します。
そういった類の物語が暴力的だとか、当事者でなければ物語ることは許されないということではなく、ただそういった形式を選ばず、自覚的に否定しようと試みる部分に瀬戸口廉也という書き手の思想があるのではないか、という話です。
それは言うなれば、安易な物語を拒否する態度です。
「俺がシド・ヴィシャスって大っ嫌いなの知ってるだろ」
「ああ」
「何でだろうなって考えて、最近わかったんだ」
「ん、なんだったんだ?」
「あれはね、シドが嫌いなんじゃなくて、まつわる物語が気に入らないんだよ。それを賛美する連中も嫌いだな。悲しくなるように自分で手に作って、自分で勝手に陶酔してんだ。そんなの、くそっくらえだよな」
「どうしたんだ突然」
「連続性だとか、継続だとか、因果関係とか、死ぬほどどうでもいいってことだよ。瞬間が全てなんだ。本人はそんなに悪い人じゃないと思うけど、くだらないメロドラマはごめんだ。人生を馬鹿にしてやがる」
「ふむ、いきなりパンクロッカーみたいなこと言いだしたな」
「一応、何年もやってるからね。ズブズブだよ」
僕は笑って、それからまた真面目な顔にもどすと、
「何でもかんでも物語仕立てにしやがって。そんなにみんな、ストーリーが好きなのか。俺は断然否定するね。ドラマなんか、くだらないよ」
『キラ☆キラ』きらりBADより
これはOVERDRIVE制作・瀬戸口廉也シナリオ、という『MUSICUS!』と全く同じ体制で2007年に発売された『キラ☆キラ』の一幕ですが、このシーンさえ「分かりやすい物語の一部になることを否定する物語」として回収されてしまうとはいえ、悲劇があり、そこからの回復があるという物語の形式から何とか逃れようとする意志が感じられます。
あるいは『MUSICUS!』における三日月ルートのラスト。少し長いですが引用します。
「この間、馨さんがお兄ちゃんのユーレイを見たって言ってたじゃないですか。私にも見えないかなと思って。でも全然無理ですね。……よいしょっと」
三日月はそう言って身体を起こす。僕はその目の前に座って、
「まぁ、あれは僕の幻覚だろうね。幽霊なんてものはいないから」
「また夢のない話を……」
「いや、夢だという話をしてるんだよ」
「そういう意味じゃないですよ。とにかく、幻覚だろうが夢だろうがユーレイだろうがもう一回見られたらなって思っただけです」
「ふーん」
「な、なんですか? じっと人の顔を見てっ!」
「いや、そんなこと言うの珍しいから、三日月も緊張してるんだなって思つ て」
「そりゃそうですよ。久しぶりですし、それにこの顔で人前に出るの初めてなんですもの……」
「そう言えば、本当にその跡を隠さなくていいの?」
「はい」
三日月は頷き、
「何でそんなこと訊くんですかねー。私が隠すわけないじゃないですか」
「ちょっと前まではあんなに……いや、そうだね。だってライブだもんな。三日月がステージに立つっていうのはそういうことだった」
僕は一人で納得して頷いてから、
「……じゃあ、そうだな、もし花井さんがあらわれたら、どんな話をするつもりだったの?」
「話って別に……」
三日月はちょっと目をそらして、
「一言お礼を言おうかなと思っただけです。音楽と引き合わせてくれてありがとうって……」
口をすぼめてききにくいモゴモゴとした声でそう話す。
一方僕は、その言葉を聞いた瞬間、胸がつまった。
「そうか」
それだけを口にするのが精一杯だった。
(中略)
「今日はいいライブにしよう」
「はい」
三日月は頷き、
「今日『も』いいライブにします」
と笑った。
『MUSICUS!』三日月ルートより
ここでは特別なことは何一つ起きません。死んだ三日月の兄の幽霊は現れず、主人公は気の利いた一言も思い浮かばず、三日月は顔の傷もなにもかも受け入れてステージへ立ちます。
『MUSICUS!』という物語の中で花井三日月というキャラクターがアルビノである必要性は、ここまで記した事々の他にも無数に挙げられます。
そしてどんな物語にも必然性などなく、ただ作り手の作為のみが存在するように、彼女がアルビノである必然性は物語のどこからも引き出すことはできません。
しかし作品全編を通して行われる長い「見せ消し」こそが、『MUSICUS!』が「くだらないメロドラマ」であることから必死に逃れさせようとしている、そしてこの「見せ消し」の精神が瀬戸口廉也作品を貫く倫理の一端なのではないか。
そんなことを、最近『MUSICUS!』を再走しながらぼんやり考えた、というのがこの記事の要旨です。
おわりに
本文よりも引用部分の方が長い適当な記事ですが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
申し遅れましたが、僕はシナリオライター・瀬戸口廉也のファンでして、今回の素描のような事々の他にも、たとえば『CARNIVAL』と『罪と罰』、『SWANSONG』とおそらく同作のオマージュ元であろうロバート・R・マキャモンの『スワン・ソング』の関係性や、唐辺葉介名義で書かれた小説、『PSYCHE』や『ドッペルゲンガーの恋人』、『つめたいオゾン』などを作家論として包括的に論じることはできないかとか、半自伝的な『電気サーカス』や氏がデビュー以前に運営していたブログの記述、それから氏の他の作品との関連性、などなどについて文章に著そうとしていつも失敗しています。こう見るとやっていることはほぼネットストーカーですね。
それからよくネット上に公開されている瀬戸口廉也作品の考察記事を読みながら、自分でもこういった文章を書こう、と意気込んでいますが、さていつになることでしょうか。
上手くいったらこの会の会誌に載せていただけるかもしれないですが、自分でもあまり期待はしていません。
ごあいさつ遅れました。
皆さんはじめまして、紗鷹と申します。この春から新人大学生兼駆け出しエロゲーマーをさせていただいています。
またどこかでお会いする機会がありましたら、よろしくお願いいたします。
いよいよ明日は企画の最終日です。どうぞ最後までお付き合いください。
それでは。
【8日目】性欲強い魔女っ娘って素晴らしいよね
この記事はGWブログリレー8日目のものとして書かれました。他のGWブログはこちらからご覧ください。

・はじめに
皆さん、美少女ゲームをプレイしていたらゆずソフトの名前は聞き覚えがあると思います。ありますよね? ええ、あるでしょう。今一番勢いのあるブランドと言っても差し支えないと思います。今回は中でも私が一番初めにプレイしたゲームについて語ります。
(注1:微妙にネタバレになる箇所があります。何も知らないでプレイしたい方は読まないでください)
(注2:一部ネタバレには仕掛けを組み込んでいるので食らっても楽しめると思います。)
・私と美少女ゲーム
私は中学生の時に(GIGAスクールの端末で)YouTubeをみていたら色んなゲームの切り抜きが流れてきて、美少女ゲームの存在を知りました。あの時ばかりは大嫌いな文科省も好きになりました。だってかわいいでしょあの娘たち。ただ、中学生の身分なのでお金がなく、しばらくはお預けになっていました。あと数年は待たないと…なんて思って悲しんでたんですよね。そして時が過ぎ、学校指定のPCを買わないといけない時が来たんですよ。最高でしょ。そこで始めたのがサノバウィッチ。

この子こそが私の一押しの魔女っ娘です。
・綾地寧々について語るオタクの図
このゲームは、修史君が魔女である寧々の収集物をなくしてしまうところからはじまります。そこから一緒に集め始めるのです。これから恋人になる2人とは思えないような出会い方ですよね。しかし、収集物はこの2人にとっては後々重要な役割を果たします。
画像のシーンは、距離感がよくわかっていない2人が見つめ合うシーンです。「手を取り合う」行為って、一番基本的なことなんですよね。人間ははじめに手を使って大事なものを掴むんですから、大事な関係は手からはじまるのが自然なんですよ。画像のシーンは、恋愛関係がはじまる場面として完成度が高いと思います。そしてこの寧々はすごくかわいらしかった。寧々ルートは、こういう些細なことからはじまってお互いのことを理解し合って、心を許し、成長し合い、欠かせない2人になっていくという恋愛の理想形ともいえるような2人の姿が描かれていました。
また、寧々はそういうシーンが他のヒロインの2倍近くあるくらい性欲が強く、苦しんでいました。修史君は発情に苦しんでいる寧々を、いろんな形で何度も助けます。修史君は一緒にいるだけで寧々にとってはヒーローだったんですよ。主人公がモテるのも納得できますね。
ですが、物語も終盤に差し掛かると、寧々は魔女ということもあって2人には終わりのときが訪れます。彼女は願いをかなえるために魔女になったので、その時が来てしまったのです。魔女っ娘とは儚いものなんですよ。別れが来ることがわかっていながら恋をして、相手に依存してしまう。そんなラブストーリーで美少女ゲームデビューできたことが誇らしいです。
エロゲということもあってそりゃ肉体的な関係も持つのですが、完全におたがいに依存しあっている理想的な純愛で、見ていて気持ちのいいシーンばかりでした。物語の終盤は賛否分かれると思いますが、私は好きな展開でした。初心者に勧めるゲーム筆頭です。ぜひプレイしてください。
【7日目】美少女ゲームソング de カラオケのすゝめ
本記事は、「GWブログリレー」7日目の記事となっております。他のリレー記事にあっては、こちらからご覧ください。
ごあいさつ
お初にお目にかかります。本記事の文責、京美同所属のAK47(@ast_ak47)と申します。本ブログに記事を寄稿するのは初となります。
普段は25文字×3行の世界で文章を書いているので、この空間はとても広く感じます。これから何卒よろしくお願いします。
自己紹介と宣伝
4月から、某大学の某人文学類で学士1年となりました。
現在は、現代視覚文化研究会美少女ゲーム制作班(@tsukuba_bishojo)に所属しています。
大学では人文学を主専攻分野とする予定ですが、高校では情報系の研究を行っておりました。
その名残で、入試が終わってから、独自でノベルゲームエンジンを作ったりしています(※現在進行形)。
また、Astroth(@Astroth_soft)という同人サークルの主宰として、処女作の制作を行っています(※これも現在進行形)。現在、ゴア表現に強いイラストレーターさんやモデラーさんを大募集中ですので、興味があればお声掛け頂けると、とても嬉しいです!
また、Astroth公式からは、明日のスーパーゲ制デーに合わせて"ある投稿"をしますので、フォロー&拡散して頂けると幸いです!
Astroth、ならびに現視研美しょゲ班の作るゲームを、よろしくお願いします!(宣伝終わり)
美少女ゲームソングとカラオケ
さて、皆様、カラオケはお好きでしょうか?
もっとも、この記事をお読み頂いている方の大半はお好きでいらっしゃると思います。
では、日頃から美少女ゲームの曲をカラオケで歌いますか?
これは、少し意地悪な質問かもしれません。なぜかと言うと、美少女ゲームの曲は、一般的にあまりカラオケへ入っていないことが知られているからです。
「Leaf」や「Key」等、有名ブランドの曲は入っていることが多いですが、それでも「あの挿入歌がない……」ということや、「そもそも曲が入っていない……」ということは頻発します。こと中堅ブランドや新興ブランドの曲となると、その傾向はより強く見られます。
ここで、筆者や筆者と共にカラオケへ行くゲーマー友達の事例を紹介します。
筆者はWHITE ALBUM2が好きなので、「Twinkle Snow」を歌おうとしますが、歌えません。(入っていないから)
また筆者の友達は、かの有名なサノバウィッチの曲、「恋せよ乙女!」を歌おうとしますが、やっぱり歌えません。(入っていないから)
仕方なく筆者たちは別の曲を入れようとしますが、どれもこれも入っておらず、八方塞がりとなってしまいます。
そこで、カラオケが言い渡した示談の条件とは……。
というわけで、本記事では示談の条件、即ち美少女ゲームソングをカラオケへ持ち込む方法について紹介します。
この方法を使うと、以下の写真のように、カラオケ未登録のエロゲソングを歌えるようになります。
もちろんエロゲソング以外でも可能で、終いには曲ですらなくとも、何でも歌えるようになります。

興味がいきり立ってきましたか?それでは、是非最後までお付き合いください。
曲の持ち込み
前提
この方法を使うにあたり、いくつか前提となる条件があります。
- カラオケの機種がJOYSOUND MAX以降であること
機種がDAMだと、この方法は使えません。
本記事に書かれたことを試す時は、必ずJOYSOUNDの部屋で行ってください。
大手のカラオケ店では、JOYSOUNDという所にのみ注意すれば、機種の世代について気にする必要はないと思います。
- スマフォに、「キョクナビJOYSOUND」アプリがインストールされていること
この方法を使うには、当該アプリをインストールしなければなりません。
なお、その上でご自身のスマフォが5GHz帯のWi-Fiに対応している必要があります。
- 流したいエロゲソングの動画がスマフォのストレージ上にあること
この方法でインターネット上の動画をそのまま流すことはできません。
また、MP3などの音楽を流すこともできません。
したがって、流したい動画をスマフォのストレージ上に用意する必要があります。
動画のフォーマットについて
この節は、筆者と、筆者のカラオケ仲間が独自に研究したものです。
検証の結果、動画のフォーマットは以下に示すものと完全に一致している必要があることが判明しています。
つまり、480x360や、1920x1080など、異なる解像度の動画は流せません。流せない場合、これに引っかかっていることが多いと思います。
逆に、FPSやピクセル比は自由です。上記の三つの条件を満たしていれば、30FPSだろうと60FPSだろうと流すことができます。(※ただし、FPSは低めにすることをオススメします。映像はリアルタイムで送られる為、安定して送るにはFPSを多くし過ぎない方が良いです)
さて、「もう作り方だけ教えろ!」というお声が聞こえてきそうなので、この形式と一致する動画を簡単に作る方法を紹介します。
結論!FFmpegを使った以下のコマンドをターミナルで実行すると、幸せになれます。
ffmpeg -i in.webm -vf 'scale=1280:720,fps=30' out.mp4
つまる所、映像を1280x720にリサイズし、FPSを30にする、いわゆる再エンコードというものをしています。
なお、元動画が4:3でピクセル比が崩れるのを避けたい場合は、-aspect 4:3を加えて実行するか、黒帯を追加する引数を追加する等、適宜対応してください。
また、16:9かつ解像度が720p以上の動画であれば、YouTubeからのダウンローダの一つであるyt-dlpを用いると、この形式と一致した動画をダウンロードできます。この場合、FFmpegでの再エンコードは不要です。
yt-dlp -v -S 'res:720' "https://www.youtube.com/watch?v=yourid"
もちろん、?v=以降は動画のリンクによって変えてくださいね。たとえばNever Gonna Give You Upであれば、youridに相当する部分はdQw4w9WgXcQです。
URLをそのままコピペすれば間違いにくいでしょう。
ここで割愛した、FFmpegやyt-dlpの環境構築、使用法の詳細については以下の記事を参考にしてください。
masayoshi-9a7ee.hatenablog.com
これにて、何でも流し放題!やったぜ。
お疲れ様でした!これで、どのような動画も流せるようになりました。
後はキョクナビアプリでカラオケに接続し、画像・動画タブから動画を選択して、画面の指示に従って流してくださいね。
さて、技術ブログ顔負けの記事で、読者の皆様もお疲れだと思います。
そこで、筆者たちがどのような動画を流しているのか、画像を並べて休憩を入れましょう。

堀江晶太氏のギターやベースが高評価の、『ましろ色シンフォニー SANA EDITION』主題歌の『雪は何色』。
※同ゲームのヒロイン、乾紗凪についての過去記事があります!合わせてどうぞ。


そして、皆様が大好きな『Nursery Rhyme』の『きしめん』(もとい、『true my heart』)まで、本当に何でも流せます。
このように、自由な使い方ができますので、自分の好みの曲(や、音MADなどの動画)を心行くまで流してくださいね!
おま○け: カラオケに入っている曲の背景を好きな画像に変えよう
ここまで、カラオケで好きな映像を流す方法を解説してきました。
最後におまけとして、既存の曲の背景映像を好きな画像や、スライドショーに変える方法を紹介し、記事をしめくくりたいと思います。
勘の良い方ならば、先述の方法で実際に曲を流そうとした時、画像ボタンがあることにお気づきでしょう。
実はあれを使うと、既存の曲に好きな画像を背景素材として使うことができます。
皆さん、既存の曲を歌う時、いつもこんな感じですよね?

何とも微妙なカラオケ映像。
そうです、美少女ゲームの曲の背景で流れるのが、何とも微妙な映像なのです。
しかも、そのジャンルの性質上、多くの場合で「恋愛モノ」判定をされて、三次元の人間が映し出されます。
折角、二次元の美少女が登場するゲームの曲を歌っているのに、三次元の人間が出てきたら、雰囲気が破壊されてしまいます。これはいけない。
そこで、画像ボタンからスマフォ内に保存されている画像を送信し、雰囲気的エネルギーを保存しましょう!
たとえば、筆者たちは、この機能をこんな風に使ったりします。

ふぃぎゅあっとを歌う時。

MURAMASAを歌う時。
※同ゲームのヒロイン?、湊斗景明についての過去記事があります!合わせてどうぞ。
その他、楽しい時、悲しい時。健やかなる時、病める時。さまざまな曲で、この機能を使うことができます。
読者の皆様も、この機能を使って幸せになってくださいね。
むすびに
お読み頂いてありがとうございました。
この記事が、皆様の美少女ゲームソングカラオケライフの一助となれば幸いです。
では、また別の記事でお会いしましょう!
(文責: AK47)
【6日目】美少女ゲーを買いにウォーキングしませんか?
この記事はGWブログリレー6日目のものとして書かれました。他のGWブログの記事はこちらからご覧ください。
はじめに
読者の皆様、こんにちは。魅桜(みお)と申します。ようこそ、京大美少女ゲーム同好会のブログへ。
少し前は年度代わりということもあり、色々大変ではありませんでしたか?
私もこの春から新天地へ移動し、やっと事務関係の手続きが落ち着いたところです。
そうして迎えたGWですが、何か一つでも新しいことに挑戦したりするにはピッタリな時期ですよね。そこで私がお勧めしたいものは、もちろん美少女ゲーです。そして、運動も忘れてはいけません。疲れ切った成人がよき人生を送るためには静的かつ動的ストレス解消法が必須です。
そんなわけで、美少女ゲーを買いに販売店舗までウォーキングしてみませんか?
例えばこんな感じに......
実施概要
・実施日:2025年3月14日(金)
・スタート地点:カラオケビッグエコー橿原曲川店
・ゴール地点:ソフマップなんば店
・移動距離(google map):36km程度
・経緯:当初は高校同期と遊びに行った帰りにパッケージで美少女ゲーを買うつもりだったが、最後に行ったカラオケ(DAM)で美少女ゲーソンを熱唱してしまい天井を迎えてしまった。このままでは電車で帰れないし、せっかくなら深夜フリーのギリギリまで歌って、歩いて買いに行こうと深夜テンションで決意した。
移動経路
大体下の図のような感じでした。土地勘がなかったこと、スマホの電池残量が心許なかったことから、駅を頼りに歩きました。時刻と影の関係から方角を、道路標識から現在地を把握して移動しました。「店で充電しなかったんですか?」や「最初から電車でいけばよくないですか?」という正論はやめてね。

以下、中継地点での様子を写真で投下します。時刻はスマホで記録用に撮った画像の詳細から復元しています。
① 5時03分53秒、スタート地点を出発。まだまだお外は暗いですね。
水分補給も十分済ませました。

② 5時42分22秒、JR高田駅に到着。出発して初めて見かけた駅です。夜明けを感じてかなり元気です。

③ 6時44分02秒、近鉄下田駅に到着。なんかお日様が明るくなってきたなぁという感じです。

④ 8時27分32秒、大阪教育大学柏原キャンパスに到着。この少し前から、ちょっとした山を登り降りした&間違った道を進み関谷駅近辺の公園(おそらく郡ヶ池近隣公園)へ行ってしまうなど、半分ぐらい体力が削られました。金曜日ということもあり、大学生が登校している時間帯に、逆走で移動する変人にクラスチェンジ。さすがにのどが乾いたので、近鉄大阪教育大駅の自販機で買い、水分補給しました。


⑤ 9時11分36秒、近鉄河内国分駅に到着。無事山越えて大阪へたどり着いたものの、かなり疲れています。あと、ここら辺の住宅街の坂も比較的急勾配できつかった気がします。

⑥ 10時16分22秒、JR志紀駅へ到着。ここは同じメンバーと以前に遊びに来たことがあり、見知った顔で懐かしかったです。

⑦ 12時09分59秒、JR東部市場前駅に到着。その少し前に大阪市という案内標識を見かけて気力が回復。足の感覚はほとんどなかったです。横断歩道で普通に膝をついて休息してました。近くのスーパーで水分補給しました。その後、なんばの案内標識を見つけもうすぐだと確信。



そしてついに......
⑧ 13時42分24秒、ゴール地点であるソフマップに到着。難波へ入ってからも1時間弱彷徨い歩き、根性でやっとたどり着きました。見慣れたオタロードを見つけ、ソフマップを見上げた時さすがに胸に来るものがありました。

実施結果(その後)
記録は8時間38分31秒でした。完走した感想ですが、普通に疲れました。普段運動しないタイプだったので、一週間近くは筋肉痛に悩まされました。スマホの歩数計のスクショが残っていたのですが、到着時間まで約5万6千歩(43km)近く移動しており、いつの間にかフルマラソンになっていました。奈良県にも美少女ゲーのパッケージ販売店をおいて下さい(切実な願い)。ダウンロード販売が主流になりつつあるとはいえ、気軽にパケ版を直接見て入手できないのは問題だと思います。人目も憚らず泣きますよ?

すき家堺筋恵美須町店で牛丼(特盛)を食べました。カラオケでのオールで歌い切ったこと&朝から何も食べてなかったことで、莫大なカロリーを摂取。

ソフマップでは、『DEARDROPS』(OVERDRIVE)、『るいは智を呼ぶ』(暁WORKS)、『君と彼女と彼女の恋』(ニトロプラス)を購入しました。絶賛プレイ中です。


最後に
今回は美少女ゲーを求めて一山越えてみました。皆様もここまでしなくてよいので、少し運動も兼ねて現地調達してみてはいかがでしょうか。また、「美少女ゲーについてもっと知りたい・語りたい。けど相手がいなくて孤独だなぁ。」と呪いのように感じている方は、京大美少女ゲーム同好会に入りませんか。類友で集まればきっと想像以上に楽しいですよ?
それでは良き美少女ゲーライフを♪
【5日目】抜きゲーのすすめ ピンク系編
この記事はGWブログリレー5日目のものとして書かれました。他のGWブログはこちらからご覧ください。
・挨拶
こんにちは、ブログでは初めての寄稿となるマサキ(Twitter:MikanMasaki)です。この記事を読まれている皆さんは、皆さんエロゲーマーだと思われますが、皆さんはどのようなジャンルのエロゲをされているのでしょうか。やっぱりこのサークルのメンバーはシナリオゲーが多めな気がしますね。ちなみに、私はキャラゲーと抜きゲーをメインでしています。
・本題
さて、これから本題に入っていきますが皆さんは抜きゲーはされたことがあるのでしょうか? 抜きゲーはいわばエロゲをエロゲたらしめる要素を凝縮したようなゲームです。そんな抜きゲーを大きく2つに分けるとするとピンク系(恋愛寄り)とブラック系(ハード寄り)だと思います。これは萌えゲーアワードの賞の種類に準拠させていただきました。この記事ではピンク系にフォーカスしてみていきたいと思います。
ピンク系は言ってしまえばキャラゲーの延長線上にあります。キャラゲーとの大きな違いはHシーンの数が挙げられます。キャラゲーやシナリオゲーでは1キャラ5シーン以下が多いとおもいます。抜きゲーだと1ヒロインで2桁超える場合も多々あります。共通ルートでのHシーンやハーレムルートの有無なども挙げられます。また、抜きゲーではOPシーンにHシーンの画像を載せる傾向にあります。大体YouTubeで白塗りになっていますね。また、比較的低価格な作品も多いのも特徴です。
ピンク系の抜きゲーを出している主要なブランドを挙げると、リアルエロゲシチュエーションシリーズでおなじみの自宅すたじおやDESSERT Softインターハート系列、某Vtuberが以前イラストレーターとして勤務していたMOONSTONE cherry、ネクストン系列のぱこぱこそふと、イープロダクト系列などが挙げられます。
私が、抜きゲーの魅力を語るとしたらぶっ飛んだ設定やシナリオです。エロゲは比較的自由なシナリオが多いですが、抜きゲーのそれはやっぱり抜きんでてぶっ飛んでいますね。6月にリリースするワナクリ2の11人ハーレムやリアルエロゲシチュエーション2の性癖日記、リアルエロゲシチュエーションDTのフラグクラッシュ体質などが挙げられます。私はこのようなぶっ飛んだシナリオがやはり好きです。
また、抜きゲーは立ち絵やCGが動く作品も増加しています。特に動くCGは最高です。これはキャラゲーやシナリオゲーにはあまり見られない特徴です。
・最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。この記事をきっかけに新しく抜きゲーを始めてみてはいかがでしょうか。