【2日目】本当に面白い同人ゲーム4選
この記事はGWブログリレー2日目のものとして書かれました。他のGWブログはこちらからご覧ください。
はじめに
初めましての方は初めまして、京美同のかーら△(@Carla_128bit)です。
この記事をご覧のみなさまは、美少女ゲームの中でも、企業が制作した商業ゲームに精通している方が多いと思います。
わたしの知る限り、京美同メンバーもその傾向があると思います。
じゃあ比較的層が薄い同人ゲームの話をしよう!ということで、今回はDLsiteでリリースされている同人ゲームを4つ紹介します。
もれなくえっちな要素が含まれますが、抜き目的ではなく、シナリオないしは、ゲーム性が非常に優れていると感じた作品を選定しました!(リンク先18禁です)
軋轢のイデオローグ
大手サークルのONEONE1さんが誇る傑作です。
いわゆる燃えゲーRPGに分類される本作は、騎士団ルート、レジスタンスルート、放浪者ルートの3つのルートが用意されています。
それぞれ、王道系、ダークヒーロー系、悪堕ち系といったストーリーが展開されるのですが、中でもわたしは王道ストーリーの騎士団ルートを激推しします。
ネタバレにならないように一言で表すと、「え…このクオリティーで同人ゲーム??? もっとお金を払わせろ!!」という具合です。
とにかく熱い、もの凄く熱い。王道が王道たる所以が否応なくプレイヤーに襲い掛かります。鳥肌必至でしょう。
わたしは騎士団ルートプレイ中に「こんなんFateやん...」と呟いていた記憶があります。
先に挙げたルート順にプレイすることをおすすめします。というのも、主人公がとる行動が段々とインモラルになるので…最終的にはすべてを破壊します。
また、本作品は演出強化パッチである「軋轢のイデオローグAppend」が存在します。
わたしはこの強化パッチ込みの環境でしか本作品をプレイしていないので、ご留意ください。
ダンジョンズレギオン-魔王に捧ぐ乙女の肢体-
このゲームは、魔王である主人公が配下の魔族たちを率いて、ダンジョンに侵入してくる人間と戦いを繰り広げる防衛戦略シミュレーションゲームです。
ダンジョンの防備を固める"戦略フェーズ"と、侵入してくる敵を迎え撃つ"防衛フェーズ"を交互に繰り返し、最初はゴブリンが数体程度しか居ない小さなダンジョンを、デーモンやオーガのような強大な魔族の棲む難攻不落の要塞へと変化させていきます。
ゲーム性に定評のあるサークル、ルナソフトさんの大ヒット作です。
本作品の特徴は、同人ゲームの領域を逸脱した、快適なUIとゲーム性の高さにあります。
![ダンジョンズレギオン-魔王に捧ぐ乙女の肢体- Ver.1.3.2 [ルナソフト]](https://img.dlsite.jp/modpub/images2/work/doujin/RJ293000/RJ292145_img_smp4.jpg)

この2つが揃うとどうなるのか、それはやりこみすぎて寝不足になってしまいます。
ゲームバランスに文句のつけようがなく、難易度も4つ用意されており、やりこみ要素としてエンドレスも実装されているおかげで、万人に薦めることができます。
1周目は6時間前後で終わらせた記憶がありますが、「次はこの方針でダンジョンを経営してみよう!」だとか、「いまのやり方で上の難易度も通用するのかな…」などと考え始めると、余裕で数十時間プレイすることができます。(わたしは50時間前後プレイしました)
また、本作のDLCが全てセットになっている「ダンジョンズレギオン-魔王に捧ぐ乙女の肢体- Complete Edition」がリリースされているので、いまからプレイされる方はこちらがおすすめです。(定価でも差額550円)
Demons Roots
敗北者たちの世界征服RPG
サークル深爪貴族さんが4年かけて開発した超大作です。
同人エロゲーでありながら、2021年ベストエロゲー第4位を獲得した空前絶後の本作品、商業ゲーを生業としたエロゲーマーも目にしたことがあるのではないでしょうか。
DLsiteさんに掲載されている、素晴らしいレビューがあったので、引用します。
前作からも感じていたが話の構成がうまく止め時を見失う没入度。権力者達の横暴や奴隷、協力や裏切りなど1つ1つの章がドラマティックで、話のスケールが大きい、雰囲気は重くダークだが、熱く高揚感がある展開や演出が何度もあり、思わぬところで衝撃を受けさせられたり、ネタキャラだと思ってたキャラに泣かされたりと本当に目が離せない。
個性的なキャラクター達との明るいやりとりや、箸休めのような時間もあり、陰鬱な雰囲気に張り詰められたりほっとしたりの塩梅が絶妙。
エロ以外のイベントCGもあるのでドットや立ち絵会話では表現できない繊細な表情などの描写によってストーリーへの没入感が増す。
ゲームシステム自体は王道だが、EXで強敵が配置されていたりと手ごたえがあり、マップにはちょっとしたパロディや隠された道が用意されており、実績などの探索、やり込み要素もふんだんに仕込まれている。敗北した時のルートも奥深く、こちらは取捨選択を強いられながら頭を使って攻略させられるのでどちらも一筋縄ではいかない。
登場するキャラクター達がとにかく魅力的で、それぞれに物語があり人物を深堀りされ、戦闘中に起こる奥義イベントなんかも激熱。
エロはストーリーとの親和性が高く話に深みが増すもの。寄り道感があり、実用性重視と言った感じのもの。とにかくハードなもの。の大まかに3タイプの印象で、ハードなものも良かったがドレミファッキングダムのエロ可愛い衣装がお気に入りでした。
ガチャ要素はドレミファッキングダムでSSRを出した時より、強めの敵にエンカウント時にバックアタックスラッシュできた時の方が脳汁が溢れる…
ゲームモードでプレイしましたが手ごたえ、シナリオ、キャラクター、BGM、やり込み、エロ等全体的にレベルが高く、高い期待値を遥かに超える満足度の大作RPGでした…
ストーリーとしては1本道で、プレイ時間は約30時間の本作。
この作品の恐ろしいところは、全ての章で面白く、最初から最後まで中弛みがないところにあります。
特に中盤からの展開は、驚きのあまり、情緒がとにかくぐちゃぐちゃになります。
敗北者や外道といった本作品特有のスパイスが、エロゲーをエロゲーたらしめる味わいとして、十二分に引き出していました。
パーティーメンバーみんなかっこよすぎる…
この作品を語る上で、音楽も欠かせません。
なんと、オリジナルバトルBGMの作曲に、Shadeさんを起用しています。
え!?Shadeさん!?!?!?
そう、エロゲーマーみんな大好きのShadeさんです。
アリスソフト出身のShadeさんです。
わたしはすべての楽曲が好きすぎて、サントラの発売日に即購入。
もうね、最高です。
また、本作品は、深爪貴族さんの前作、「King Exit」との繋がりがあります。
時系列としては、「Demons Roots」から「King Exit」に続くので、時系列順にプレイするのか、作品のリリース順にプレイするのかどうかは、人によって分かれてきそうです。
わたしは「King Exit」は未プレイの状態で「Demons Roots」をプレイしましたが、全く問題がなかったことをここに記しておきます。
ハルウリカードゲーマーズ
本作品はサークル妄想の繭さんがリリースした、ホビーアニメ系カードゲームRPGです。
本作品はストーリーとゲーム性とコスパ、タイパが非常に優れているのが特徴です。
なにより、キャラデザとストーリーのストーリーのギャップが凄すぎて風邪をひきます。ダークホース。
ホビーアニメチックなのに、ダークです。もちろん熱血で激熱です。
シナリオが丁寧で、道中何度も意表を突かれては頭を抱え、クリアした際には、わたしの部屋に拍手が木霊しました。
ゲーム性はシンプルながら奥深く、デッキ構築さえ理解すれば、難しい要素はありません。
Shadowverseをsteamで2000時間以上プレイしているわたしが太鼓判を押すくらいには面白く、よくできています。
ストーリーをクリアするだけであれば、強いカードを強く使うことができれば、攻略できます。
ストーリー、ゲーム性もさることながら、定価1320円という激安価格で販売されており、6時間くらいでストーリーのエンディングまでみることができます。
このゲームを教えてくれてありがとう、ずんだ同人ゲームズ...
おわりに
DLsiteでリリースされている同人ゲームを、えっちな要素がなくても万人が十分に楽しめるというコンセプトで、4つ紹介しましたがいかがでしたか。
エロが売りのことが多い同人ゲームでも、これだけ面白さに重点をおいたゲームがあるということは、同人ゲームが盛り上がっていることを裏付けているといえるのではないでしょうか。
エロが売りの同人ゲームや、積んでいる同人ゲームもいつか紹介したいですね。
補足になりますが、GWをはじめ、DLsiteさんはSteamよろしく、大型連休に大型セールを実施することが多いので、そのタイミングで購入すると安くお買い求めいただけます。
この記事が新しいゲームを手にするきっかけになれたら、エロゲーマー冥利に尽きます。
よきエロゲライフを!!