この記事は、新歓ブログリレー24日目のものとして書かれました。他の新歓ブログはこちらからご覧ください。
はじめに
はじめまして、この春から3年になるモグリン(@mogurifessional)です。
他の方の記事を見るとエロゲに関して有用なことが書いてる記事が色々あるのですごいなと思いつつも、自分にはなにか人のためになる記事は書けないので完全趣味ガン振りな記事になります(まあ一人くらい完全なオタク語りでも大丈夫だろ)。
それでも大丈夫な方は最後までお付き合いください。
突然ですが皆さんは創作物で泣くほうでしょうか? それともめったに泣かないほうでしょうか?
私は後者で、Twitterではしょっちゅう「~~で泣いてしまった」なんて呟いていますが、タイプしてるときは大概真顔です。
誤解しないでいただきたいのは別に感動しなかったり、キャラクターに感情移入しにくい質なわけではありません、ただ涙が出ることがほとんどないのです(オタク君発狂とか呻いたりはすぐする癖に……)。
そんなわけで私は長らく、自分は多分涙腺が石化してて感動しても泣かない質なんだと思っていました。
しかし、ある映画を見ていた時、本当に数年ぶりに泣いたことがありました。エロゲに関係するコンテンツではないためここでは深くは語りませんが、その時に私は自分が泣くためには非常に心揺さぶられる体験をしなければいけないことを知りました。
世の中探せば感動的な物語や不幸を乗り越えて幸せになる物語はいくらでもあります。
しかし、鬱が濃すぎるとそもそも気分が沈んで感動はしないしハッピーエンドでも安堵が強くなりすぎたり、かと言って幸せになる過程だけでは切なさが足りなかったり(まあこれらはそれはそれで楽しめるんですが)。
本当に心から感動する体験というのは、かなり得難いものだったのです。
まあなっがなが下らないこと書いてきましたがやりたいことはそんな中で私が本当に泣けたゲームを紹介したいだけです(この前書きいるか?)。
サノバウィッチ
え、この流れでゆずソフト!?(失礼)
ある程度やったことがある方にはわかると思うのですが、ゆずソフトはキャラゲーの名作ブランドとして名高く、キャラクター同士の掛け合いや可愛さがメインで、シナリオはまとまりはいいがそこまで凝っているわけではない、ということが多いです。
まあ私も本編ちゃんとプレイしてるのは現在プレイ中なのも含めて2作、体験版込みでも4作だからそこまで詳しいわけじゃないけど。
実際、本作も半分くらいのルートは「キャラゲーだな」という印象で、私もプレイ途中までは「やっぱりゆずソフトのキャラクターはかわいいなー」くらいしか考えていませんでした。
泣かされたのはあるキャラクターのルート、ネタバレしたくないのでここでは細かいことは一切語りませんが、切なさのあまり号泣必至のシーンがあります、みんなやろう。
さくらの雲*スカアレットの恋
2作目はきゃべつソフトより『さくらの雲*スカアレットの恋』、シナリオライターはミステリーとどんでん返しに定評のある冬茜トム。本作でも存分にその文才を振るってくれていて、伏線回収の衝撃でプレイヤーの頭をぶん殴ってくれますが、今作はそれだけじゃ終わりません。
こちらもネタバレしたくないので詳しいことは語らないのですが、キャッチフレーズの「百年の恋よ 萌え咲かれ」に違わぬ壮大さと切なさを抱いた感動作、ぜひともみんなやろう(2回目)。
以上です。「いや少なっ」と思った方もいると思うのですが、泣ける作品って本当に見つけるの難しいんだ……
感動度合いで言えば『さくら、もゆ。』とかのほうが高いと思うんだけど、先ほど述べた鬱が濃くて長すぎるゲームだとハッピーエンドでも「(キャラクターが)幸せになってよかった……」の安堵が強すぎるパターンで涙が出てこないんですよね~、難儀だ。
おわりに
人によってエロゲに求めるものは様々でしょうし、必ずしも「泣けるゲームが良いゲーム」というわけではないでしょう。ただ、泣くほど心動かされる体験、というのはこれからどんどん貴重なものになっていく気がします。
もし、エロゲをこれからやる人がいるのであれば、泣けるゲームを探す、というのも一つの楽しみ方にしてはいかがでしょうか。