京美同活動ノート

京大美少女ゲーム同好会のブログです。週1より早いペースでの更新が目標です

【8日目】メーリークリスマス!! なので、ナツユメナギサをやりましょう?

この記事は、冬のブログリレー8日目(8回目)のものとして書かれました。他のブログはこちらからご覧ください。

 

kuvnlovers.hatenablog.com

 

どうもみなさんこんにちは。ぼーずと申します。多分、記事書くのは初めてなので、初めましてです。

 

クリスマスですね!! どうです(でした)か?????? 土日にちょうどかぶってるし、友人、先輩、家族、大切な人と特別なことがさぞしやすいんでしょうなあ。ちなみに僕はバイト(2連勤)。バイト終わったら課題。大学一年生最高のスタートダッシュですね。

 

今回は、クリスマスにちなんだ作品紹介をしていこうと思います。紹介する作品は『ナツユメナギサ』です。

 

 

ごめんなさい。冬だし、はつゆきさくら10周年だしで、逆張りしたかったんです。でも、クリスマスは関係のある作品なのでもう少しだけ読んでくださいお願いします……

 

そこそこ作品の雰囲気について話すので、情報無しでやる予定だよ~って方は今すぐブラウザバックしましょう。

 

あらすじとその他紹介

舞台は常夏の街、臨海副都心『hope』
ヒマワリと夏の花が街中に植えられ、美しい蝶のような妖精が舞い、ときどき、野良ペンギンが街中を歩く不思議な人工島。
浜学園2年生『渚』は、街の浜辺に流れ着いた、過去を持たない少年。
真夏のクリスマスを1ヶ月後に控えのんびりとした日々を過ごしていた渚は、少女たちと出会う。やがて記憶の向こうにいる大切な人と、真実の自分の姿を見つけていく。
君がいた夏。君がいない夏。君といる夏
3つの異なる夏を過ごしながら…。
臨海合宿をしたり。気になるあの子と無人島に流されたり。水着姿でみんなで騒いだり。
そんな、淡いノスタルジーを通して、長い夏の果てにたどりつくのは、一体どんな記憶だろう。
(ナツユメナギサ公式サイトより)

 

ほら!! あらすじに露骨にクリスマスってありますよね!! 最近の寒さに飽き飽きしてる方、真夏のクリスマスはいかがですか?

 

この作品はサガプラ四季シリーズの夏枠として数えられている作品です(はつゆきさくらは冬枠ですね)。合計6人のシナリオライターが携わっています。ヒロインは5人です(シナリオライターでヒロインが割り切れません)。

 

ライターは多いのですが、シナリオはしっかりとまとめられていて、グランドルートで判明する各登場人物の立ち位置には驚かされるところも多く、最後に点と点がつながるしっかりと楽しめる作品になっています。批評空間風に言うと、”オールクリアに価値あり”の作品です。

 

特に、最近話題の『新島夕トリビュート』で取り上げられていた新島夕氏もこの作品のシナリオライターの一人です。今の新島夕氏の夏といえばサマポケだったりするかもしれませんが、この夏も面白かったですね。サマポケに近しいメッセージも感じられましたし、どこかひな型になっているのかもしれません。

また、『bampy-Jumpy!』でも有名ですね(個人的にはグランドエンディングがかなり気になっているのですが……)。

 

この作品は、あらすじにもある通り、記憶を失くした主人公が4人のヒロインと夏を過ごしていくお話です。あと1人のヒロインは特殊な立ち位置です。

 

各個別ルートが終わると、主人公の思い出が少し解放されるシステムとなっています。全部終わると、いろいろ明らかになってきます。そして、記憶を失くした人物が主人公でもあることから、本筋では記憶、思い出、そして自分とは? がカギになってきます。

 

君がいた夏、君がいない夏、君といる夏」というキャッチコピーはそこらへんも踏まえてのことでしょう(多分)。それにしても、このキャッチコピーいいですよね、夏には似合わない切なさを感じます。


ちなみに、この作品巷ではウツユメナギサと言われているらしいです。先ほど夏を過ごすと書きましたが、ただイチャイチャしながら過ごすというわけではないです。さも当然かのごとく、何かヒロインサイドに問題があります。そして、だいたいが重い

 

ただ、最後まで読み終わった後に得られる感情を僕は真っ暗なものだとは思いませんでした。鬱ゲーではないと思う。まあ、そういうの苦手な人はプレイするときにはお気を付けて……

 

この作品は夏を過ごしながらヒロインの問題を解決するという感じで、展開が様々な方向に転んでいます。全部書くのは大変なので最後に一つ僕の好きな個別ルートを紹介して終わりたいと思います(若干の物語前半のネタバレになるので、見たくない人は自衛してね)。

 

美浜愛してる! と叫びなさい!!

 ブログのタイトルのメーリークリスマスの最初の謎の長音は羊とかけていたってさ


この作品なんといっても最強個別ルートが存在しています。今年、僕がやった個別ルートで一番好きなルートです(だから年末にこの記事を書いたってのもあります)。


さて、みなさんはどういった話が好きですか? 僕は男女二人の心がぶつかり合う展開や「好き」という感情が前面にめちゃくちゃ出てくる熱い場面が大好きです(感情バトルしようぜ! 感情バトル!!)。

 

こういう感情的な展開、恥ずかしいことを簡単に言ったり、周囲さらには自分すらも見えなくなる登場人物に嫌気がさしてしまう人もいるかもしれません。

実際、僕もそうなのですが、それは自分があくまで第三者として物語を上から眺めている意識があるからで、物語に完全にハマったときに、こういう展開はものすごい火力になります。諸刃の剣といった感じですね。いまからご紹介するお話もつまりはそういうことです。


では、美浜羊ルートの前半について簡単に説明しましょう。

彼女は猫をつれている訳アリのような家出少女の後輩ヒロインです。そして彼女は、とにかくしつこい性格です。ずっっっっっと主人公にベタベタしてます。初めはベタベタしてくるなあと若干困っていた主人公ですが、猛アタックするヒロインにたいして、少しづつ惹かれていきます。

 

そして、図らずともあるとき彼女にそっけない対応をされたことから主人公との関係が発展します(押してダメなら引いてみろってことですね)。カップルになった後は予想通りバカップルみたいなことをやっていたわけですが、あるとき彼女が不穏な言葉や様子を見せ始めます……

 

ここまでが前半です。ヒロインはなぜ家出しているのか。その正体はなんなのか。主人公はヒロインの抱える問題を解決することができるのでしょうか(「問題」について触れるとかなり核心に踏み込んでしまう気がするので、ここでは話しません)。


このルートは一言でいうと、「好き・愛」一辺倒のルートだと思います。いたるところに好きがある。まず、上で述べた通りヒロインのアタックが激しくて、いつのまにかヒロインが気になってしまうというところ。そして、ちゃんとお互いに好き合っているんだなあという描写からヒロインに思い入れが増したところ。

 

そんなこんなしてると、すごい緩急で物語が進んでいきます。「ヒロインに愛着を持たせてから無茶苦茶にすること」がこのルートはとても上手だなあと思いました。プレイする際は、共通ルートと前半と後半での主人公とヒロインの構図の変化にも注目してほしかったりします。

 

そして、ヒロインも主人公も心を強くぶつけ合うシーンがあって、それがいかにも王道のような展開だったのですが、すごい盛り上がったし、たまんなく胸に響いた。熱くなった読み手が言って欲しいことをそれ以上にしてバシバシ言ってくれる主人公は見ていて気持ちがよかったし、もっと熱くなれた。

 

このヒロインは、いい意味でも悪い意味でも面倒くさいなあと共通ルートから思っていましたが、後半の面倒くささは、それまでとのギャップからかなり引き込まれるものがあったし、このヒロインを幸せにしたいと心から思ってしまうお話でした。

懐いてくるちょっとめんどくさい後輩が大好きな人、愛というテーマで熱くなりたい人には是非お勧めしたいです。

 

 

 

 

 

 

 


羊ぃぃぃぃぃぃぃ愛してるぞぉぉぉぉぉ

 

 

 

 

 

 

こんなんたくさん飛び交うルートです。急に言うと恥ずかしいですね。でもそれがたまらない……

では、このブログを終えたいと思います。最後に、公式サイトから拾える美浜羊のサンタコスです。本編でも見れます。エッチもあります(本質情報)。では、よいクリスマスを!!

 

 

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